京都観光ポータルサイト - e京都ねっと

 
 

京のお番采


第1回【京のお番采】

 おばんざいは常の日に家で食べるおかずのことを言います。
字は「お番菜」とも書きます。
 

ですから「お番茶」とよく似ています。
 

京都は、1日には、みがきにしんときざみ昆布(にしん昆布)であずきのご飯となます
(大根とにんじんを細かくきざんで酢とだしで炊いたもの)。
8のつ く日はあらめとお揚げを炊いたもの。
15日は小芋とぼうだら(いもぼう)、月末は豆腐のカスからできるおから、
というふうに決まっています。
 

今はあまりしておりませんが、そうすることによって今日のメニューを何にしようという
わずらわしさが無くなり、
ま た10日に一度あらめ(海草)を食べるわけですから
健康にもいいでしょう。家によっては、2日は何、3日は何、というふうに決めておいて
同じ物が続かな いように考えたものなのです。
 

その他に季節によって旬の食材を使うのです。
大根なら新鮮なうちに、おろしにしておじゃこと食べる。
 

2日目はお揚げと一緒に炊いて食べる。
3日目はお味噌汁に入れて具にするというふうにして無駄のないように料理する。
代表的なおばんざいは竹の子を炊いて、木の芽あえにしたものとわかめを炊いて付けあわせる。
かも茄子に田楽味噌で調理する。
お茄子 のおひたし、きゅうりと鰻の酢の物。
おでんは京都では関東煮といいます。
お味は甘口、辛口、うす口とか自分の家族に合わせて料理するのです。
 

レシピも載せる予定です。ご期待ください!

一言コラム

naka再びお天気に恵まれた先週末。 枝垂れ桜の半木の道と鴨川の菜の花の対岸で、友人がお茶会を開いてくれました。 お互いにお湯とシート...[続きを読む]
e京都ねっと
当サイトへのリンクは自由です。
よろしければ、↑上記のバナーをお使いください。