この塔頭では、蓮の実が入ったゼリー「荷葉露(かようろ)」を売っています。 |
看門寮
やっと門を潜れたところで、 |
参道の敷石
境内の奥へと導く参道に敷かれた菱形の石盤は、龍の鱗。 |
放生池
右手に放生池が見えてきました。龍の心臓に当たる部分です。 この付近では近年庭が整備され、枝垂れ桜等の四季折々の植物を植えられました。 |
禁牌石(きんぱいせき)
三門の手前にあるこの石柱の言葉。 |
三門
萬福寺では「山門」ではなく、「三門」と呼びます。 |
天王殿
正面の天王殿に座っている布袋さんの像は、その太鼓腹が福々しく金色に輝いていて、離れた場所から見ても存在感たっぷり。 |
文華殿
右手に宝物館・文華殿へと続く道が見られましたが、また秋季特別展の期間中にお邪魔したいと思います。 |
売茶堂・有声軒
灯籠を良く見ると、「煎茶道」と書いてありますね。 売茶翁(高遊外・月海元昭禅師)は煎茶道の祖とされ、絵師の伊藤若冲とも親交があった事で知られていますね。 |
黄檗樹
「黄檗」は「きはだ」とも読みます。 |
伽藍堂
鐘楼の奥にある伽藍堂。 |
斎堂
手前が雲版(うんばん)、奥に見える魚のようなものが開梛 (かいぱん)です。 ガイドさん:「魚は(昼夜とも目を開いたまま)24時間眠らないと考えられ、この寺で修行をする雲水たちに、“睡眠は取っても良いが、心の目は休まないように”と戒めているそうです。」 その傍らにあるのは「生飯台(さばだい)」。 |
大雄宝殿
ここが本堂になります。 中国で魔除けとされる桃を彫った戸が。 ガイドさん:「法要の際、和尚さんはこの扉をバーン!と勢いよく開いて出て、邪気を祓うそうですよ」 「説教部屋」ならぬ「説教板」…!? お堂の中に入ると、本尊の釈迦如来坐像の周りに18体の羅漢像が。 そのうちの一つ、羅怙羅尊者(らごらそんじゃ)は、釈尊の出家前の実の子。自ら腹を開いて仏性を見せているという、大変ユニークなお姿。お釈迦様って子供がいたんですね。 前回訪れた際には見かけなかったこれ。何でしょう? ガイドさん:「10月半ばに行われる普度勝会(中国祭り)で登場する飾り付けの一つです。在日華僑の先祖を供養するお祭りで、獅子踊りもありますよ」 |
法堂(はっとう)
卍くずしの匂欄(こうらん)は、萬福寺のトレードマークとも言えるでしょう。JR東海のポスターにも起用された事もある風景です。 |
中和井(ちゅうわせい)
庭(中和園)に井戸が見えますね。 |
寿塔
ガイドさん:「萬福寺の開祖・隠元大師のお墓だそうです。」 |
開山堂
ガイドさん:「前の参道の、割れた氷のように見える石畳は、日本海を表しています。」 再び、三門から出て行きます。 「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」 今となっては住宅地の中ですが、まるで異国の世界に訪れたような境内から一歩外に出ると、目の前に広がる一面の茶畑。そのあちこちから茶摘み唄が聞こえてくる様が、思わず目に浮かんでくるようです。 古くから、中国を始め異国に対して憧れを抱き、その先進技術や文化を積極的に取り入れて、更に洗練を重ねて独自のものへと昇華させてきた日本。 |