傾いた八坂の塔を法力で直したという浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)がご神体で、山伏姿は 大峰入りを現している。宵山では、2階にあるご神体を下から見上げて拝観する事ができる。 重 量 0.60トン(巡行時。人、懸想品含む) |
【住所】中京区室町通蛸薬師下る山伏山町
【ちまきの値段】600円(お符付き)
◇装飾・踊り
欄縁金具は飛鶴、水引は機織図(きしょくず)を描く綴錦(つづれにしき)、前掛は雲龍文の刺繍、胴掛は花卉胡蝶文
(かきこちょうもん)の綴錦、見送には龍波涛文(りゅうはとうもん)の綴錦を用いている。巡行の数日前には聖護院の
山伏たちの巡拝があり、 また八坂神社からの清祓(きよはらい)とともに六角堂から法印の祈祷が行われ、
神供を供える三宝も仏式の黒塗のものが用いられている。明治初年の神仏分離以前の姿をこの山にみることができる。
◇由来・歴史
この名は山に飾る御神躰(人形)が山伏の姿をしているのでこう呼ばれる。昔、八坂の法観寺(ほうかんじ)の塔が
傾いたとき法力によってそれをなおしたとい う浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)の大峯入りの姿をあらわしている。
右手に苛高数珠(いちたかじゅず)、左手には斧を持ち腰には法螺貝(ほうらがい)をつけ 笈(おい)を背う。
◇町内イチオシグッズ
茅の輪せんべい 、京金襴織しおりおみくじ