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涅槃会





教界では吹き消すこと。または吹き消された状態を表します。そして一般にはあらゆる煩 悩(ぼんのう)から開放され、究極の理想の悟りの世界をさします。そして死、一般に釈迦の死をあらわしています。

 

から2500年前の旧暦2月15日(現在の3月15日)の夜半にお釈迦さまは、80歳 で涅槃に入られました。涅槃会は奈良時代から盛んに行われ、涅槃図を見せることで文字が読めない人にも注意を引き、幅広い年齢層に仏教の教えを説くことが 出来ました。怖いと思われていた「死」を身近に感じ「生」と同じよう祝福されるものとして涅槃会が広く庶民に広まったのもこの表情豊かな絵解きによるもの です。
 




涅槃図とは 涅槃図とは釈迦の入滅(死)の様を描いたもの。横たわる釈迦の周囲で弟子だけでなく動物も集まって来て悲しんでいます。
その多くは動物の中に猫は描かれていませんが、それは、猫を天敵とするねずみが釈迦の使いとされていることに由来しています。
また、涅槃図は命の終焉を描くと共に 教えの永劫性が表現されているといいます。

*泣き悲しむ*
右は一般的な図。釈迦は沙羅双樹(さらそうじゅ)の間に頭を北に向け(俗に言う北枕)、右脇を下にして横たわっています。周囲には沢山の菩薩、諸弟子から家畜 を含むあらゆる生き物52種類や、母の摩耶夫人(まやぶにん)も悲しみにくれる様子が描かれています。


 


*明るく見送る*

レアもの。死の暗さより、人間釈迦 が悟りを開き、安らかに仏になる瞬間をほめたたえています。そして、香炉をはさんで歓声を上げるように踊リ出すもの。死を安らぎの境地としてとらえている 点では高い仏教観が感じられます。

主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。

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