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源氏物語 第四十八帖「早蕨」さわらび



源氏物語特集 源氏物語とは何ぞや? 源氏物語を読んでみよう 京都・源氏物語を歩く




父に次いで姉も失ってしまった中君は、宇治で寂しい日々を送ります。父の仏道の師だった阿闍梨から例年通り蕨や土筆が届けられ、中君はその心遣いに涙を落 とします。やがて、中君は匂宮から二条院に迎えられることになりますが、薫は大君に似てきた中君が匂宮のもとに行くのを今さらながら惜しくなり、複雑な心 境で送り出します。中君は二条院で幸せな暮らしを送り、匂宮に大事にされている中君を見て薫は喜びますが、その仲に匂宮は警戒心を抱きます。



早蕨之古跡碑
宇治神社北東角のさわらびの道沿いにあります。古跡は点々と場所を変えていましたが、阿闍梨が中君に送ったように、春に蕨などの山菜がたくさん採れる現在 の位置に移されました。

 

一言コラム

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