11月からは年末まで、「お初釜・成人式に向けて和服美人のオーラをゲットする」というテーマで、
着物姿の際のマナー をご紹介しています。知っていて損はありませんよ!
想像してみて下さい。今あなたはこれから成人式を迎える二十歳の女性。華やかな振袖の着物に身を包み、
美容室できれいに結ってもらった髪をもう一度 鏡でチェック。
そろそろ出発の時間です。お父様が会場まで愛娘を送りに、車を出してくれました。
いくら豪華な着物を着て、若々しく美しいお化粧を施して完璧にしている つもりでも、
ぱっくり足を開 いて持て余した長い袖を踏み付けながら車に飛び乗り、降りてからも
へこんでしまった帯を気にも留めないようでは「あなた本当に大人になったの?」と言われかねません。
同じ年のきれいな女性たちが集まるところだからこそ、美人のオーラで差をつけなければ!!
■車の乗り降り
持ち物を先にシートにおき、右手で上前の立棲を少し引き上げ気味に押え、袖が長 い場合はひざの上に右下、左に袂を重ね、浅く腰掛けます。 | 袂の上に手をおき、体を回転させながら両足をそろえて中に入ります。 | 車内へ入ったら、きもののしわを伸ばし、身づくろいをします。 | 身づくろいをした後も、後ろへ寄り掛からないように浅くかけます。 |
降りる時も同様に、裾や袖に注意しながら両足をそろえて地面 に下ろし、車から出ます。
降りたら衣服の乱れを整えましょう。和服の場合、シートになるべくもたれないで、
少し前かがみの状態がよいのですが、遠距離であればもたれるのも仕方のないことです。
そんな時、帯にシートの汚れがつくことを気にする方がいらっしゃいますが、気になるようでしたら、
ここで一つアドバイスしましょう。大判(男性用)のハンカチを、お太鼓の上線に掛けると白地の帯も安心です。
ただし、降りた時外すことをお忘れなく!
本当の大人の女性とは一体なんでしょう?
--「美人のオーラ」を持つ人です!