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【第35回 「はい」と返事してみる】

園山明子さんの

第35回 「はい」と返事してみる

各地の大学ではリクルートスーツに身を包んだ学生さんがあちこち走り回っています。
電車の中でも一生懸命面接対策 のメモを繰り返し目を通してみたり、先輩の成功話を
色々聞いてみたりと、皆さん毎日クタクタになるまで動き回っています。

そこで、これからこのシリーズで基本的な礼儀作法を見直してみましょう。
もしかしたら、「あっ。こんな事ま で気が回っていなかった。」という新たな発見があるかもしれません。
面接前に、研修前に一読の価値はあると思います。

これからの時期、社会への旅立ちを目前にした女生徒を対象にした作法の勉強会をする
機会が増えてきます。そこでよく受ける質問に「どうすれば上司 や先輩から
かわいがっていただけるでしょうか」というものがあります。
「どんなときでも『はい』と返事をしてごらんなさい」
私はいつもそう答えます。
 

「しかし」「でも」「だって」・・・この否定形から始まるといわれる今の若い世代の人たち。
自分の意見を主張するのも悪いとは言いません。しかしながら、まずは「はい」と言ってほしいのです。
極端な話ですが、白いものを黒いと言われたとします。「そうですね」と、まず相手の意見を認め、
「でも私にはそれが白く見えます」と自分の意見を主張すればいいのです。肯定することで、
お互いに心のゆとりが生まれ ます。
そこから人間関係を円滑にしていくことができるというものです。
 

言葉遣いの礼儀は心の礼儀。「はい」という言葉はかわいい女性になれる必須条件だと私は思います。
 

 聞こえてこそ返事。相手にはっきり聞き取れる声で「はい」と答えると、呼んだ方も気持ちがいいし、
自分の気持ちも幾分引き締まるような気がすることと思います。

美人のオーラを持つ人は、好感度も高い !

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山


一言コラム

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