8月1日のことを八朔と言います。古くは平安時代からあった風習です。
旧暦のこの日は稲の実が成熟する頃で、そもそもは農作物の豊穰を願う素朴な宴でした。
それが武家や公家にも広まり、主従の信頼関係を深める贈答の習慣となります。
私達の身近なものではお中元の習慣がありますね。
今では舞妓さんや芸妓さんが、絽の黒紋付きの衣装で芸事の師匠やお茶屋に挨拶にまわることをいうようになりました。
襟足の白粉の筋が2本から3本になったり、「奴島田」という髪型に結い直すといった舞妓さんの正装は、始業式や店出し等の特別な日にしか見る事ができない晴れ姿です。
午前中花見小路や新橋界隈でおめにかかれるかもしれません。
普段、祇園を歩いてもなかなか舞妓さんを見られないという方、チャンスです。
■場 所: | 祇園界隈 |
■期 間: | 8/1(※毎年同じ日程です) |
■時 間: | 10時頃~(祇園甲部) |
■アクセス: | 市バス206「祇園」または京阪「祇園四条」駅 |
■詳細ページ: | お茶屋入門 祇園周辺情報 |
廬山寺は京都御所の東側にあり、紫式部の邸宅跡と伝えられています。
この寺にある「源氏の庭」に、この季節になると桔梗が花を咲かせます。敷き詰められた白砂と深緑の苔、そして桔梗の上品な紫色のコントラストが何ともいえない美しさを演出しています。
桔梗の紫を愛でて、悠久の紫式部に想いを馳せるのも一興です。
■場 所: | 廬山寺 |
■アクセス: | 市バス17・205「府立医大病院前」 または地下鉄「今出川」駅より徒歩約16分 |
■お問合せ: | 075-231-0355 |
■詳細ページ: | 廬山寺公式ホームページ 廬山寺周辺情報 源氏物語特集 |