『源氏物語』は御所を舞台に始まる。 平安時代の御所は今よりかなり西の方にあったが度重なる火災で焼け落ち、今の内裏は江戸時代のもの。 しかし、紫宸殿をはじめ、清涼殿、飛香舎(光源氏の憧れの藤壺が住んでいたところ)などは平安時代の様式を忠実に再現しているという。 住所:上京区京都御苑内 一般公開期間:春・秋各5日間ずつ。 この時期以外は宮内庁京都事務局参観係 TEL:075-211-1215へ要問い合わせ |
京都御所
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『源氏物語』は御所を舞台に始まる。 平安時代の御所は今よりかなり西の方にあったが度重なる火災で焼け落ち、今の内裏は江戸時代のもの。 しかし、紫宸殿をはじめ、清涼殿、飛香舎(光源氏の憧れの藤壺が住んでいたところ)などは平安時代の様式を忠実に再現しているという。 住所:上京区京都御苑内 一般公開期間:春・秋各5日間ずつ。 この時期以外は宮内庁京都事務局参観係 TEL:075-211-1215へ要問い合わせ |
京都御所
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河原町松原バス停から市バス205系統に乗り込み、府立医大病院前で下車。近くに紫式部が住み、『源氏物語』を執筆した廬山寺がある。 入り口には「源氏物語 執筆 紫式部 邸宅跡」の看板。 中には紫式部の肖像画や『源氏物語』の各話の貝合わせが展示されている。本堂南には紫式部にちなんで「光源氏の庭」があり、白砂に州浜型の苔と桔梗の花の美しい。 又、この辺りは「帚木」の巻で光源氏と人妻・空蝉の出会った場所でもあるらしい。 住所:上京区寺町通広小路上る北之辺町397 TEL:075-231-0355 拝観時間:9:00~16:00 拝観料:400円 休観日:12/25~1/1 |
廬山寺外観
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苔と桔梗が美しい光源氏の庭 |
野宮とは、斎宮に決まった内親王が俗世の汚れを払い、精進潔斎するところ。平安時代、嵯峨野は風流人達が集まる場所だった。 六条の御息所と娘の斎宮の伊勢下向が近づいてきた9月下旬に光源氏は野宮を訪ね、別れの歌を交わす。 神垣はしるしの杉もなきものを いかにまがえて折れる榊ぞ (六条御息所) 少女子があたりと思えば榊葉の 香を懐かしみとめてこそ折れ (光源氏) 生き霊となって他の恋人達を呪い殺してまでも愛しぬいた光源氏との別れを、しみじみと歌で綴った御息所は永い別れを決意していたことだろう。 物語の中にも黒木の鳥居を見ながら御息所を偲ぶ光源氏の姿が描かれている。社務所では『源氏物語』の雅やかな世界をモチーフにした開運・招福のお守りが1000円で販売されている。 野宮神社 住所:右京区嵯峨天龍寺立石町3 TEL:075-871-1972 拝観:境内自由 |
野宮神社の黒木の鳥居 |
苔の庭
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源氏のモデル・源融の山荘棲霞観跡に建つ清凉寺。 霊宝館(4~5、10~11月のみ開館)に安置されている国宝・阿弥陀座像は 融の顔をモデルに作られたという。 『源氏物語』では光源氏が大覚寺の南に土地を求め、 紫の上が源氏四十の賀に合わせ薬師仏供養を行った寺として出てくるのが 清凉寺のことと言われている。 境内にある宝篋院塔は源融の墓。 その隣に光源氏ゆかりの「恋の木」が立っている。 平安の色男・源融の墓にそっと手を合わせて冥福を祈ろう・・・。 清涼寺 住所:右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町 TEL:075-861-0343 拝観時間:9:00~16:00 霊宝館拝観料:400円 |
境内にある源融の墓 |
時間があったら、少し交通の便は悪いが、光源氏と紫の上の出会いの地と言われる岩倉の大雲寺まで足をのばしてみよう。 物語上では北山の「なにがしの寺」としか書かれておらず、鞍馬寺か大雲寺かと、 論議されてきたそうだが、紫式部の曾祖父・藤原兼輔が建立した寺であることと 時間的描写から二人の出会いは大雲寺説が有力らしい。 岩倉実相院の横になり、当時は一帯に伽藍が立ち並んでいたという。 「犬君が雀を逃がしてしまったの!」と幼き日の若紫が飛び出してくるかもしれない・・・。 大運寺 住所:左京区岩倉上蔵町303 TEL:075-791-8569 拝観:境内自由 アクセス:京都バス24・27・28「岩倉実相院」下車徒歩3分 |
光源氏と紫の上出会いの地・ 大雲寺 |
■紫式部の墓 小野篁の墓と並んで建ってします。 側には、ファンが紫式部への思いを綴ったノートが置いてあり、 書き込む事ができます。 アクセス:市バス9「北大路堀川」 |
●源氏物語に登場する植物がわかるスポット 城南宮神苑・源氏物語の庭 「守ろう!藤袴」プロジェクト |
※このページの掲載情報は、取材時のものであり、現在のもの、歴史上の事実とは異なる場合がございますので、ご了承下さい。参考としてご覧頂きますようお願い申し上げます。 |