スタートは出町柳駅。 叡山電車に乗り込むと「きらら」と名付けられた綺麗な車両で、座席が窓を向いているシートもある。四季折々の車窓の風景を楽しみながら走れる観光用車両だ。 緑豊かな風景を楽しみながら走ること30分で鞍馬駅に到着。 駅の待合室にはかわいいイラスト付きの鞍馬・貴船のマップが置いてあるのでもらって行こう。 駅を降りると一面に漂うのは白いご飯が欲しくなるような佃煮の匂い! 牛若丸も修行中に食したも言われる(これはちょっと怪しい?)鞍馬の名物・木の芽煮だ。帰りに立ち寄ることを心に誓って、門前の店を通り過ぎようとすると、今度は「牛若餅」という美味しそうなお餅が! 食い気の方が先走ってしまいそうなのをぐっと我慢して、まずは牛若丸の修行コースを体験すべく鞍馬寺の仁王門へ急ぐ。 湛慶作の仁王像を祀り、俗界から浄域への結界を表す仁王門をくぐり愛山費として200円を払う。まず目に飛び込んできたのが比較的新しい朱塗りの社。 立て札には「鬼一法眼社」とあり、牛若丸に兵法を授けたと言われる武芸の達人・鬼一法眼を祀っている。法眼は一条堀川に住む陰陽師ということで,安倍晴明をどこか彷彿させる。『義経記』によると法眼ははじめ、弟子を使って義経を殺害させようとしたが失敗し、後に義経に兵法を授けたそうだ。弁慶しかり、法眼しかり、ライバルを味方に変えてしまう、義経には不思議な魅力があったのだろう。 住所:左京区鞍馬本町1074 TEL:075-741-2003 拝観時間:9:00~16:30 拝観料:200円 |
![]() きらら車内。 外向のシートもある |
![]() 鞍馬寺仁王門
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![]() 牛若丸に兵法を授けた
鬼一法眼社 |