京都観光ポータルサイト - e京都ねっと

 
 

大根焚き


 
*
*
* 
 釈迦が菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いた日(12/8)にちなむ恒例行事。
鎌倉時代に同寺の三世慈禅上人が大根の切り口に梵字(ぼんじ)を書いて
魔よけにしたのが起源とされています。

材料となる聖護院大根のまるまると白く太った大根一個一個の肌に、
カラメルで梵字を書くのは、お釈迦さまを偲んだものです。
従来は丸い聖護院大根を使っていましたが、年々参拝者が多くなったことや、
お祓いをして清めた畑に新幹線が通ったり、とても大根の数が間に合わなくなりました。現在は、長い大根を使っているそうです。


* 
 この釈迦堂は、京都の町が応仁の乱で焼け野原になっても、この建物だけは焼け残ったという京都で一番古く貴重な建物です。
その柱には悲しい伝説があります。大事な大柱の上部に升型の受けがあります。これは特殊な建築様式でもなく、時の大工さんの寸法間違いで短く切ってしまい、妻の名案で足りない分を升型の受けを作る事で解決しました。その後、その妻は自分の提案だと言う事が知られれば夫の名に差し支えるからと自殺したと言われています。
*

●場 所: 千本釈迦堂(正式名:大報恩寺) (上京区五辻通千本)
●日 時: 大根だき授与12/7~/8(※毎年同じ日程です) 、10~16時
成道会12/8 10時~
●料 金: 1000円
●お問合せ:  075-461-5973
●アクセス: 市バス50「上七軒」
  
*
* 
建長4年、親鸞上人が愛宕山・月輪寺から帰途この地で説教をした時、感動した里の人が大根の塩炊きをさし上げました。これに対して聖人はススキの穂を束ねて筆にし、「帰命尽十方無碍光如来」の十字を書いてお礼に渡しました。『大根焚き』はこの故事にちなむものです。
前庭には「すすき塚」があって、親鸞聖人のススキが今も残されています。 約3500本の大根が檀信徒の奉仕により、前日早朝から大鍋に煮込まれます。直径が1メートルもある9つの大鍋に大根とお揚げさん(油揚げ)を醤油で炊いて、当日にはきれいなべっ甲色に煮上がっています。

 


* *
篠大根は、名勝・嵐山までの保津川下りの乗船場から少し下って、まもなく保津峡にかかろうとする右岸一帯に広がる肥沃な堆積土で育てられた大根です。めったに口に出来ない貴重なもの。
大きな鍋にこの篠大根と油揚げを入れて、醤油で味付けをします。でも、本堂に祀られた親鸞聖人の木像には、昔ながらの塩味の大根煮をお供えするそうです。

●場 所: 了徳寺(右京区鳴滝本町)
●日 時: ※2024年度は中止。詳細は公式サイトをご確認ください。
12/9~/10(※毎年同じ日程です) 法要・法話:11時~
大根だき授与:9~16時
●料 金: 1000円、かやく御飯、大根の葉のおひたし、たくわん付き1600円
●お問合せ:  075-463-0714
●アクセス: 市バス26「鳴海本町」または京福「宇多野」駅より徒歩約10分

*
*
三宝寺は開山は日護上人で日蓮宗の寺。
この日はちょうど日蓮上人の忌日(陰暦10月13日)であることから、日蓮、日朗、日像各上人の真骨を開扉、報恩法要を行います。大根焚は、嵯峨豆腐のあげを使ったもの。ゆず御飯での接待もあります。

また、本堂では裏千家宗匠がお茶を点てる献茶式も行われ、一年間の罪や穢れを洗い清めます。

●場 所: 三宝寺(右京区鳴海松本)
●日 時:

※大根焚きは2021年より中止となりました。詳細は公式サイトをご確認ください。
2019年11/30(土)・12/1(日)10~14時(※なくなり次第終了)

●料 金: 大根だき 700円、ゆず御飯 800円
●お問合せ:  075-462-6540
●アクセス: 市バス8・JRバス「三宝寺」

★ その他の大根焚き ★

比叡山延暦寺「至福大根炊き」
ご加持による至福大根を食べれば、元気が出る!?数量限定なのでお早めに。
「比叡のもみじ」も開催中です。
 

●場 所: 延暦寺横川地域
●日 時: 2021年11月13日(土)~23日(火・祝)10時~
※2022年は大晦日の鬼追式にて甘酒や大根炊きの接待が行われます。
●料 金: 無料。※各日先着200名 
●お問合せ:  077-578-0521
●アクセス: 京阪バス・京都バス比叡山頂行き「延暦寺バスセンター」
 

 
妙満寺「釈尊成道会(しゃくそん じょうどうえ)・大根だき」

成道会とは、釈迦が悟りを開いたことを喜び、感謝する法要のこと。
枯山水の名園「雪の庭」を愛でながらの大根だきです(限定300食)。
また、境内の夜間ライトアップも行われ、夜の紅葉も楽しめます。

妙満寺
 


●場 所: 妙満寺
●日 時: 2024年12/8(日)法要:11時~、大根だき:12時~
(※要事前予約)
●料 金: 拝観料:300円、大根焚き:1000円(拝観料・祈祷料込み)
●お問合せ:  075-791-7171
●アクセス: 地下鉄「国際会館」駅より京都バス40・50「幡枝」
または叡電「木野」駅より徒歩約5分


華厳寺(鈴虫寺)「納めの地蔵と大根だき」

幸福地蔵菩薩への感謝と無病息災を祈願する地蔵法要と、
大根に梵字を入れて祈祷して炊き込む「大根炊き」などを行います。
初日は千羽鶴と草鞋のお焚き上げ供養、翌日は地蔵菩薩縁日供養が営まれます。

 

 
●場 所: 華厳寺(鈴虫寺)
●日 時: 2024年12/15(日)9時頃~なくなり次第終了(納めの地蔵:2024年12月24日(火))
●料 金:  無料
●お問合せ:  075-381ー3830
●アクセス: 市バス28「松尾大社」、京都バス73、83「鈴虫寺」


泉湧寺戒光寺「丈六さんの「おかげ大根」 

「丈六さん」とは、戒光寺の本尊・丈六釈迦如来像(重文)が台座から後背部を入れると約10メートルにもなり、「大きな仏様」という意味で親しみを込めて呼ばれていることから。
丈六さんの足元でご祈祷したお大根を頂きます。各日100食限定です。
また期間中、通常は入れない本堂内陣にて丈六様の足元から本尊拝見できるほか、内陣奥の不動尊や重文の開山像も間近で参拝でき、寺宝展も開催されています。
戒光寺の広場での丈六市では、買物や食事、休憩することもできます。

 
●場 所: 泉湧寺戒光寺
●日 時: 2023年11/25(土)・26(日)
●料 金:  1杯500円
●お問合せ:  075-561-5209
●アクセス: JR•京阪「東福寺」駅、市バス208「泉涌寺道」


 三千院「初午大根焚き」 

「初午」とは立春を過ぎて最初の午の日のこと。
三千院では毎年2月11日の前後4日間に、地元の大原の畑で有機栽培された大根で大根焚きが行われ、参拝者に無料で振舞われます。


 
主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします
 
 
 
 

一言コラム

aki上賀茂にある大邸宅。 人目につかないようにあえて剪定をせず木々を茂らせた日本庭園を各部屋から望み、大きなガラスの引き窓を開放する...[続きを読む]
e京都ねっと
当サイトへのリンクは自由です。
よろしければ、↑上記のバナーをお使いください。