京都は盆地。地理を念頭に置いて、無理なく安全に走れるコースを考えましょう!
京都上ル下ル、西入ル東入ル
「上ル(あがる)」「下ル(さがる)」「西入ル(にしいる)」「東入ル(ひがしいる)」。
この独特の言い回しは、京都の街を北へ南へ、西へ東へと移動する事を指します。
住所表記でも、「上京区松蔭町××」よりも「上京区丸太町寺町上ル」と書く方が
場所を想像しやすいので、日常的に使用されている表現です。
北から南へ降りる、ゆるやかな下り坂
京都の街は、北が高く南が低いゆるやかな下り坂。
しかしながら市街地北部と南部とでは標高差が約50mあるといい、
北山通の辺りと東寺の五重塔がほぼ同じ高さになるそうです。
見渡せば、方角が分かる!
町探検に地図は必携ですが、碁盤目状に整備された京都の街は、方眼紙のごとし!
X軸(東西の通り)とY軸(南北の通り)が分かれば大抵の場所は分かります。
慣れない人はそれでも街の中心部に迷いこむと「全部同じ景色に見える…」と戸惑うことも。
京都で東西南北が分からなくなったら、これを思い出してください。
- 自分が進んでいる道が上りであれば北へ、下りであれば南へ向かっている可能性が高い。
鴨川、堀川など北から南へと流れる川は良い目安になりますね。 - 南を除く三方を山に囲まれています。街中からは北と東に山が見えます。
進行方向が上り坂で右に山が見えれば、正面が北、右手が東となります。高い建物が少ない京都ならではですね。