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亀岡界隈





第7回目は、勝手にスペシャルと題して皆さんに縁起を担いで頂きます!

「はい。」京都府亀岡市…有名なトロッコ列車や保津川下りでは御存知の方も多いかと思いますが、
この地区は「縁起が良いスポット」がタップリなので、新年早々「良いこと尽くめ」を味わって頂き、
そのまま良い気分で一年を過ごして頂けたら…と思いまして、
トロッコも保津川下りもオフシーズンのこの時期に敢えてご紹介したいと思います。
(案内する私が一番期待してるかもっ!)

京都中どこへ出かけてみても、歴史ある観光スポットが沢山あるので、とにかくどこへ行こうかと迷います。
京都に住んでいる私でさえもアチコチ悩むのですから、観光に来られる皆さんはもっと悩まれることでしょう…
案内する私もたくさ~んご紹介したい場所があるのですが、
テーマに基づいてわかり易くご案内しております…
私のモットーは身も心も、そして味わい処もお菓子も何もかも大満足出来なければダメなのです…
まさに「行った意味ないじゃ~ん」ってことになるのです。
その上、知性も磨けて本物に触れられて…いっぱーい楽しんで寛げる!
わがままな私なのです…それに加えて、縁起を担げるなんて!
なんと、なんと贅沢なのでしょう。。。(もちろん値段チェックもOKです)
皆さんもこれを機に「とことん縁起を担いで!」幸せ気分を満喫して下さい!

やはり京都は奥深い!

散策1

JR京都駅から嵯峨野線を利用して約30分で「亀岡駅」に到着です。
亀岡駅から風情ある町並みを歩いて、約10分のところに「楽々荘」があります。
今回はこちら「楽々荘」のなかでタップリと縁起を担いで頂きます!

  

趣のある門構えの奥に潜んでいるのは、宝箱のような世界…!
楽々荘はトロッコ列車の生みの親、田中源太郎翁の旧邸を今に伝え、
現在料理旅館として広く親しまれています。
旧山陰線に現在トロッコ列車が行き来しているのですが、この山陰線の
トンネルや鉄橋と同じレンガを使った洋館や豪壮な書院造りの和館、
玄関(平成9年国登録有形文化財指定)と650坪の庭園が見事な対比を見せています。
特にこの時代につくられた和館は鹿鳴館を思い起こさせるもので、日本の
古き良き時代が見え隠れして、その時代にタイムスリップしているような…
当時の状景が目に浮かぶようです。

  

回遊式池泉庭園は、山縣有朋の別荘「無隣庵」や平安神宮神苑などの庭を手がけた7代目 
小川治兵衛(植治)の作と伝えられているそうです。
明るく開放的な作風は、伝統的な造園法が巧みに取り入れられていて、
現代の私達の目から見ても深みのある庭を楽しむことができます。
また、庭園内には源太郎が旧山陰線建設の時に買収した亀山城にあったとされるものが多く残されているのです。
今では考えられない事ですが…

  

豊臣家の紋の入った大きな石燈篭や鉄の井筒が今に伝えられそれらを身近に触れることができるのです。
写真ではとても分かり難いのですが、石の燈篭の大きさに注目してみて下さい!すご~く大きい…びっくりです。
まずは庭園内の神社でお稲荷さんに新春のご挨拶をしました。
早速、現在こちらのご当主中田智之さんに案内をして頂きます。
(決してお坊さんではございません。しかしその風格が…お若いのに落ち着いていらっしゃいます)

雑誌ミセスでは、時々登場されているお姿を拝見しておりました…
この様な素晴らしい場所に来ると言葉遣いまで丁寧になってきて。。。
しかし使いなれない敬語は余計に日本語をおかしくしてしまうのでご注意を!
  

とにかく一歩足を踏み入れると、そこは別世界が繰り広げられていて、さりげなく置かれたものは調度品ばかり…
御主人の心遣いが随所に見られます。何が「縁起良い」かと言えば、
こちらに飾られている掛け軸やしつらえ全てが縁起良いにちなんだものなのです!
分からなくても「お嬢様気分」満喫です。。。

  

「はしゃいでいます。」縁起が良いと知るとその前でシャッター押して
「はいチーズ」と私とCHIKA☆CHANはペー&パー子の様に撮影しまくり状態で、
その意味が分からなくても雰囲気で良いって感じがしました。
中でも琳派の作品が沢山あったり、お酒入れにめでたいデコレーションが施されていたり…
様々なおもてなし「ザ・日本の心」が鈍い私にまで伝わってきます。

  

お嬢様気分度倍増!何と言っても旅の醍醐味はお食事です。
本格ミニ懐石料理が楽しめると言うことでお願いしました。

  

贅沢なお部屋でいただく懐石料理は格別!
蟹身の先附に向附の鯛重造りに始まり、寿飾り付けにめでたい黒豆松葉や楽々名物さば寿司が盛り付けてある八寸、
そして煮物などなど…このままずっといい気になって行きそうです。

お土産はやっぱりさば寿司でしょう!
このさば寿司は一度食べた方がいいかも…絶品

 

もう一つ縁起を担ぎたい人におすすめは「Dr,コパ風水膳 風水開運料理」8,888円(税・サ込み)がありますよっ…
これは侮れない!
このままでは終わらないのが山根流情報入手の技でございまして、
こちらの贅沢な離れのお部屋で宿泊も可能とのことです。
もちろん、お部屋にバス・トイレは付いております…そして大浴場もチェックしてきました!
リラクゼーションに欠かせないのがこのお風呂タイム!
昼食のみの方でも日帰り入浴はできるそうです…温泉ではないのですが、
御影石の浴槽は贅を尽くした粋人が入るお風呂でしょう…

  

歴史ある空間の中で粋なはからいがさり気なく…押し付けず…
何とも居心地の良いところです。おもてなしの極みがここにはありました。
思わず日本で生まれたことを感謝してしまいました。
本物の香り…いい香りがするのです。

年代物の「茶の湯道具や珍しい器などが沢山展示してあります。

  
  

博物館のような…素敵な空間で抹茶とお菓子をいただきました。
この器も富士山が描かれているとても縁起の良い器でした。
ハッキリ言って、この楽々荘に何時間いたでしょうか…(迷惑顧みず)
長居をするつもりは全くなく、うかがう前の予定では1~2時間も入れば充分だろう…
いや飽きるだろう…と思っておりました。

時を忘れるほどゆっくりとした寛ぎの空間があります。
これは、この宝箱に入った人しか分からない空間があるのです。ご当主の心意気が最高です…
こんなとっておきの場所を紹介するなんて…少し気が引けますが勝手に新春スペシャル!
と言う訳で是非、皆さんに「山根咲栄のとっておき」をご利用いただければ幸いでございます。

散策2



今回の旅は、心安らぎ幸せを招く福の神「丹波七福神めぐり」で締めくくりたいと思います。
「JR亀岡駅」から北へ約2キロ、ちょうど亀岡市の北東にあたる千歳町へ行くと
その辺り一帯は山々に包まれた「和らぎの道」があります。
(千歳町へは京都交通バスがあります…下車駅「毘沙門」「小口」がおすすめ!)

第1番 毘沙門天 神応寺 →
第2番 布袋尊 養仙寺 → 阿多古 (愛宕)神社 → さくら公園 →
第3番 大黒天 蔵宝寺 → 第4番 弁財天 金光寺 →
第5番 恵比寿天 耕雲寺 → 出雲神社 →
第6番 寿老人 極楽寺 → 第7番 福禄寿 東光寺

  
  
旅を終えて今回は非常にマニアックな?本物指向のあなたにお届けするものになっております。
いつも感じることなのですが、ほんのひとときその場所でその空間を充分に味わって頂きたいと願っています。
決して派手ではありませんが、奥深く感じることが京の旅の醍醐味ではないかと…
私は心から思っています。もしかすると、偏った旅になるかも分かりませんが、
日本の心・日本美とはそうそう難しいものではなく、ただゆっくりと時を感じることこそが大切なことではないかと…
そのように思っております。



一言コラム

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