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【第5回 お中元シリーズ その3】

園山明子さんの

第5回 お中元シリーズ その3

今までお中元シリーズとして、「のし」のエピソードや「風呂敷の包み方」などを一度にたくさん
紹介してきましたね。お中元が届く度に何度も私達は印鑑を持って、慌てて玄関へと駆けていく事が多いですね。
そこで今回はちょっと休憩のつもりで、リラックスして読んで下さ い。

印鑑だけを渡しても用を足せませんから、印肉も添えて出したいもの。ほとんどの人はそこまでは気が付きます。
ここでもう一つ思いやりが表現できれば言うことなしです。印肉をつけ、相手がすぐに押せるよう上下を確かめて
右手(利き手)に渡す
のです。この動作が自然な振る舞いとしてできれば、あなたの思いやりは、
相手に十分伝わることでしょう。
 

また「書くものを貸してください」と頼まれることもよくあります。 渡した筆記用具がボールペンや万年筆の場合、
相手がすぐ書けるようにキャップを外してペン先を下に向け、右手(利き手)に渡しましょう。
受け取った人は、すぐ書くという動作ができるのです から、その優しさを心に留めることでしょう。

「相手の負担を少なくする」この思いやりが心の礼法の基本と言えましょう。
 

この様な振る舞い方は、「テーブルマナー」や「冠婚葬祭のきまりについて」等を載せている一般的な礼儀作法の
本には無い、思いやりによる「心の礼法」です。確かに、どんなに礼儀正しくしていても、心が伴っていなければ
冷たい印象を持た れてしまうかもしれません。ちょっとした心配りに、相手は口には出さなくても後で
ほんのりとした温かいものを感じているものです。
 

日常生活のふとした瞬間にも相手を思いやる事ができる。
「美人のオーラ」はいろんな所で手に入れる事ができるのですね!

『心の礼法 〜こころのおしゃれ 凛〜』より
まとめ:e京都ねっと 小山


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