私が園山先生に初めてお会いしたとき、先生は名刺を下さいました。その時は「名刺の受け渡し」など
私はまだ何も知 りませんでした。当時未熟な私(まだ成熟もしておりませんが)の振る舞いが
初対面の園山先生の目にどう映ったかは分かりませんが、大事な名刺と仕事を受 け取った、
という気持ちで当時の私なりに接してみたつもりなので「まあ、先生の名刺に失礼な扱いは
していなかったかなあ。」と思っています。気持ちが自分の動作に表れていることが大事だと思います。
名刺の受け渡し
個人が、企業の中の一人として仕事を通して付き合う場合、名刺の持つ役割には大きなものがあります。
名刺は『その人の顔』なのですから、丁重に扱 わなくてはなりません。
そこで、受け渡しには、次の点に注意したいものです。
1)通常は、目下のものから目上のものに渡し、それを受けて目上のものが差し出す。
2)「はじめまして。私は○○でございます」のあいさつとともに差し出す。
3)自分の名刺を渡す場合、相手の名刺の上から渡さない。
余白の部分を持って相手が読みやすいよう時計回りに回して 渡す。 | いただいた名刺はすぐにしまわず氏名や肩書に目を通してから しまう。 | 応接間で談話する場合は受け取った名刺をしまわずテーブルの上(自分の上座前)に置いて話す。 |
書類・書籍の渡し方
書類や書籍の渡し方の基本は、相手が読みやすいように渡すことです。まず自分が読めるように持ちます。 わざわざ相手の前に立ってから回さなくても、あらかじめ回して持って行けばいい、と思う人もあるかも知れませんが、心遣いを相手に仕える意思表示にもな り、お互いの心の交流ができます。 現代はスピード時代とはいえ、「間」を取ることによって心の通い合いを大切にするという、そのくらいのゆとりは持ちたいものです。ただし、その書籍が大至 急必要なものであれば、そうした「間」は逆に煩わしいものとなりますから、初めから相手が見やすいように持っていく方が良いでしょう。一般的には、相手の 前で回す習慣を着けたいものです。 |
あえて「間(ま)」を取ることで、上下関係、仕事仲間同士の「間(あいだ)」が縮まります。
臨機応変に、上手に美人のオーラを出しましょう。