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祇園界隈 その1




第10回目。 京の雑貨&小物と言えば「和物」!
真髄を求めて全国各地からお買い求めに来られますが、
特に「舞妓さんが愛用する品々はどこに売っているのですか?」と聞かれる事が多いのでご紹介したいと思います。
と言うわけで今回は、川端通―東大路通間の四条通りに面してある両側の商店街
「祇園商店街」にスポットを当ててみたいと思います。



これが恐るべし商店街なのです!ココだけで京都を語れちゃうのでビックリです。
皆さんも何気な~くお通りかと思いますが、よくよく思い出して考えてみると
名店がズラリと軒を連ねていてそれがいずれも京都を代表する老舗だということに気づいて頂けるはずなのです。
その中でもとっておきのお店にご案内します!旅のご参考にしてみて下さい。

散策1

 

京阪電車四条駅から東へ進むと、そこからは繁華街でも風情たっぷりな繁華街・祇園にはいります。
四条通りを挟んで両側にあるのが「祇園商店街」で、八坂神社・石段下まで続いています。

 


南座を見たときから別世界・京の世界に来たような気持ちになるので不思議です。
私としては、人が多くても少なくてもこの道をどれほど通っているのかわかりませんが
なぜかワクワクするのです!
「今日は何のお菓子を買っかなぁ~」

なんてことをついつい考える毎日で、誘惑の多い商店街であることは確かです!
甘い物の話しは少し置いておいてまずは目の病に御利益があると言われて親しまれている仲源寺へ。

仲源寺
住所:東山区四条大和大路通東入ル南側
拝観:自由


   

散策2

仲源寺からすぐ近く、大和大路通りを南へ行くと110年続く老舗の草履店「田中屋」があります。
こんなに草履がギッシリと並んでいる店はない!と思いますがいかがでしょうか?
その品数は相当なもので客層も幅広いのだそうです。
舞妓さん、芸妓さんの物はもちろんですが男性用も充実していて京料理の板さん達も御用達!
着物好きな旦那衆も重宝されているお店だとか。
そして何より驚いたのは、愛娘をデビューさせたあの大物歌手さんが紅白歌合戦で履いた草履は
こちらでオーダーされたものだそうです。
この徹底したお店に入ると、どんな要望にも応えられる柔軟な腕前こそが職人技であることを実感します。

  

三代目御主人 山本明さん、突然の訪問にも関わらずとても熱心に色々とお話し下さいました。
おしゃれは足元から!こだわりの逸品を是非GETしてみてください。

田中屋
<泉質>
住所:東山区大和大路通
四条下ル大和1
電話:075-561-1993

  

散策3

四条通りをさらに東へ行くと文久2(1862)年創業「幾岡屋」さんがあります。
こちらは花街御用達の専門店ですが、最近は一般的によく知られていて
店内はいつも賑わっています。 その人気の秘訣は舞妓さんや芸妓さんの
小物なら何でも揃うという所、一番見逃せない小物は「花名刺」です。

花柳界のしきたりであるこの花名刺をGETできるのは、
京都広しと言えどもこちらのお店しかありません!
職人さんが1点1点丁寧に彫り上げる名前の印は一生物です。
幾岡屋さんのお母さんが優しく色々と教えてくださいますので、
とっておきの花名刺を作ってみて下さいね。
(但し、本当に予約が込み合っているので仕上がりまでに時間がかかります。


こちらでうちわを購入して、舞妓さん風に自分の名前を入れてもらうことも出来ます(1枚だけでもOKです)!
この情報はなかなか京都通の人でも知られていませんので貴方も粋人として半歩は進むはずです。

※ 花名刺 ※
花柳界でご贔屓に配る札のことです。
12ヶ月四季折々の柄の台紙があり、その時に合った絵柄で季節の挨拶も兼ねています。
(版制作代5,000円 台紙5,000円~)

幾岡屋
住所:東山区四条通南座東1
電話:075-561-8087
営業時間:11:30~19:30
定休日:木曜日(祝日は営業)


 
  

散策4

幾岡屋さんをから東へ歩くとすぐに「辻利」さんがあります。
1階はお茶がズラリと並んでいるのですがお目当ては2階の甘味処。
甘党の人にはあまりにも有名になって連日長蛇の列でなかなか食べられません。
やはり美味しいものには皆さん目がありませんねッ!

  


花見小路通りまで歩くと一力茶屋を始め、京都のブランドあぶらとり紙
手鏡に映った女性の顔がトレードマークで有名な「よーじや」さんが一際目を引きます。
こちらのお店も舞妓さんや芸妓さんを始め地元っ子、そして言わずと知れた優れものに全国のファンが多く
京の町を歩いていると紙袋をさげた皆さんをよくお見かけします!
もちろん私も愛用している納得の逸品ですが最近は口紅おさえ紙もはずせません!
(あぶらとり紙320円、口紅おさえ紙200円)

  

一言コラム

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