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「まったり」は京都弁だった!?


〜「まったり」は京都弁だった!〜

一時若い人の間で「まったり」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「最近金欠やから、昨日はどっこも行かんと彼氏と部屋でまったりしててん。」の様に、
京都の人に限らず関東の方でも、また雑誌の中でも「公園でまったりデート」といった言葉が
時たま見られたように思います。ごく当たり前のように使っていましたが、ふと京言葉の資料を読んだ際
この「まったり」が京都の方言であったことに気づき、驚いてしまいました。
 

「まったり」とは落ち着いていて、穏やかな様子。
とろけるような感じ
等を表す京言葉です。
なにやら コクのある口当たりの言葉ですね。のんびりとした雰囲気だけでなく、
味についても勿論この言葉は使えます。
 

よその土地から京都に帰ってくると、京都の街はミニチュアのように小さく感じられ、
ビルの合間にも溶け込む自然がたくさんあり、人も街並みものん びりとした空気を
感じ取らずにはいられませんでした。
「まったり」という言葉が生まれるのも納得できます。
人ごみの多い夜の街を抜けると、目の前に柳の揺れる鴨川の風景がパッと広がります。
語り合う男女、酔い騒ぐ大学生、時にジャズを演奏している人たちもいます。
そこには様々な人が思い思いにたたずんでいます。
 

普段は心地よい人々の街のざわめきも、悩み事がある時、疲れている時には落ち着いて物事を考えられませんね。
そんな時は静かで豊かな自然で迎えてくれるお寺や神社を訪れてみると、かさかさした心の中が
次第にしっとりとしてゆきます。
 

京都の街にはまだあらゆる所にまったりできるところが残っています。

まとめ

・「まったり」という言葉が似合う風景を我々は残していかなければならない。

例文 :あるお正月の日の会話・・・

○「この白味噌、まったりしてて美味しいなあ。」
△「お正月はこのお味噌飲んで年賀状見ながらまったりしよな。」

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