路面を走り去っていく電車をしばらく眺めた後、駅の目と鼻の先にある広隆寺へと歩を進めました。
仁王像が2体控える表門を通って中に入ると、意外なことに寺社敷地内は空いています。
ところが弥勒菩薩半跏思惟像を拝観するつもりで霊宝殿に入ると、観光客でいっぱい。
人に囲まれ、菩薩はスッと唇の端を持ち上げて微笑んでいました。
涼しげなアルカイックスマイルが憎たらしくなるほど暑い外。
表門に座り込んでいるおじさんを発見したので声をかけてみました。「今から映画村へ行くんだ。」
家族と観光で京都へきたとのこと。
そういえば長らく映画村に行っていないなあ。。