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路面に走る線路が下町を感じさせる・太秦

*地図をクリックすると拡大できます。印刷してお使いください。

東映太秦映画村付近の詳細地図はこちら!


四条大宮から京福電車に乗ること約10分、京福太秦駅で下車。

京都映画スポット


広隆寺

路面を走り去っていく電車をしばらく眺めた後、駅の目と鼻の先にある広隆寺へと歩を進めました。
仁王像が2体控える表門を通って中に入ると、意外なことに寺社敷地内は空いています。
ところが弥勒菩薩半跏思惟像を拝観するつもりで霊宝殿に入ると、観光客でいっぱい。
人に囲まれ、菩薩はスッと唇の端を持ち上げて微笑んでいました。

涼しげなアルカイックスマイルが憎たらしくなるほど暑い外。
表門に座り込んでいるおじさんを発見したので声をかけてみました。「今から映画村へ行くんだ。」
家族と観光で京都へきたとのこと。
そういえば長らく映画村に行っていないなあ。。
広隆寺
広隆寺

東映太秦映画村

そういうわけで次なる目的地は東映太秦映画村。広隆寺直ぐ東の道に沿っていくと、5分で到着。
入場券を買って中に入ると、懐かしきミニ江戸の街。
町人の格好をしたスタッフが歩き回ったり、役者さんの殺陣が見れたりで大満足です。

かなり怖いと噂のお化け屋敷には30分並んで入場。
炎天下の待ち時間を帳消しにするほど涼しくしてくれました。今日は電気をつけて寝ます。

東映太秦映画村にはあなたも本格的時代劇扮装であこがれの時代劇スターに変身できるところもあります。

メイク・結髪・着付けまで東映太秦映画村のベテランのスタッフが、
映画やテレビに出演するスターと同じ本格的な時代劇扮装を手伝ってくれます。

扮装のその数はなんと30種類以上。スタジオでもプロカメラマンによる写真撮影も可能(有料)で、
一時間程度なら扮装のまま東映太秦映画村散策もしていただけます。

東映太秦映画村
東映太秦映画村

蚕ノ社

さて映画村を出てきょろきょろしているとタクシーの運転手さんが「どこにいくんや?」
どこか涼しいところはないか尋ねると、「蚕ノ社にでも行ったら?由緒ある池があるから。」との答えが。
歩いていこうとすると、「なんや、乗ってかへんのか。」

というわけで三条太秦商店街で缶ジュースを1本買い、三条通りを道なりに東へ。
10分くらい歩いてから北へ折れると大きな鳥居が見えてきました。
そこをくぐって突き当りまで行くと蚕ノ社に到着。暑さに耐え切れず、
舞台と社は後に回して池の方へと向かいました。

土用の丑の日に手足を浸すと諸病にかかりにくくなるという元糺の池。池は丁度木陰になっていて、
近くの石に腰掛けると少しひやりとしていました。
そこでジュースを一気に飲み干すと元気が出たので、一度広隆寺前まで戻ることにしました。
蚕ノ社
蚕ノ社

看板

先ほどとは違う道を歩いていくと、
こんな看板が・・・。
ごめんなさい、通ります。
看板
看板

ヒロヤ

四条通に出るために広隆寺前の交差点を南下。
先ほどのジュースは全て汗になって流れ出てしまったので、
汗で濡れたTシャツは最悪の着心地。こうなったら地元の銭湯に入ろう、と
途中で見かけたヒロヤという洋菓子店の店員さんに「近くに銭湯ありませんか?」と尋ねました。
すると「もう少し南に新しい銭湯がありますよ。」詳しく道を聞き直して再び歩を進めます。
太秦 ヒロヤ
太秦 ヒロヤ

大仏

道沿いに大仏を発見。
なぜこんなところに・・・。
大仏
大仏

梅の宮湯

四条通沿いに西進。ブックオフの角を北へ、1筋目をまた西。
そこに梅の宮湯がありました。
石鹸とタオルを購入して入浴。
中はこじんまりとしていましたが清潔で使いやすい風呂でした。
汗を流してさっぱり。風呂を出て番台のおじさんに近くのバス停を教えてもらい、
散歩はここで終了ということになりました。
梅の宮湯
梅の宮湯
太秦では路面電車の線路が古き良き時代を彷彿とさせ、何かノスタルジックな感傷に浸ってしまいました。
昔からの観光地だからなのかは分かりませんが、地元の方々は非常に親切でした。
また道も大きくて歩きやすく、うるさいほどの観光客がいるわけではなく散歩にはもってこいでした。

取材・文 中村 吉宏

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