妙心寺
全国に3400の末寺を持つ臨済宗妙心寺派の大本山です。1337(建武4)年花園法皇が関山慧玄を招いて開山。
南から三門、仏殿、法堂と重文の伽藍が一直線に、その周囲に46の塔頭が並びます。
大灯国師墨跡(国宝)をはじめ、仏像、絵画、障壁画、庭園等多くの文化財を所蔵し、梵鐘(国宝)は
最古の銘を持っています。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町1。
- 拝観時間:9:10~15:40 本山行事日は拝観休止(不定期)
- 拝観料:500円(※各塔頭により異なる)
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部不可
- アクセス:市バス91「妙心寺前」
- お問い合せ:075-461-5226
妙心寺退蔵院
「瓢鮎図」といえばここ。狩野派の基盤を築いた狩野元信が作庭したと伝えられる「元信の庭」には、巨石が山水画のように置かれ、枯山水式でありながらも池庭の様な表現です。宮本武蔵が若い頃に尊敬していた名僧・愚堂東寔禅師ゆかりの寺宝を所蔵しています。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町35
- 拝観時間:9:00~17:00
- 拝観日:本山行事日は拝観休止(不定期)
- 拝観料:400円
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:可 ※要介添人
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」、市バス91「妙心寺前」、JR嵯峨野線「花園駅」
- お問い合せ:075-463-2855
妙心寺退蔵院
妙心寺桂春院
慶長年間(1596~1615年)美濃の豪族・石河壱岐守貞政が父の菩提を弔うために、
桂南和尚を請じて創建しました。江戸時代作庭の庭園(名勝・史跡)は、
方丈南庭、東庭、書院前庭に分かれて三様の趣きがあります。
書院の東北隅には、藤村庸軒ゆかりの草庵風茶室「既白庵」があります。
- 場所:京都市右京区花園寺ノ中町11
- 拝観時間:9:00~17:00(冬は~16:30)
- 拝観日:無休 ※法要のある時は、年に1、2回)
- 拝観料:400円
- 車椅子:不可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」、市バス91「妙心寺前」
- お問い合せ:075-463-6578
妙心寺桂春院
妙心寺大心院
1492(明応1)年細川政元が景堂和尚を開山として創建、本堂の南庭は‘切石の庭’と呼ばれています。
大書院前の枯山水庭園‘阿吽庭’は、白砂、奇岩、苔で竜が天に昇ろうとする姿を表現しているといわれています。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺57
- 拝観時間:9:00~17:00
- 拝観日:不定休
- 拝観料:300円
- 駐車場:700円(30台分)
- 車椅子:不可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」、市バス91「妙心寺前」
- お問い合せ:075-461-5714
妙心寺大心院
妙心寺東林院
「梵燈のあかりに親しむ会」では庭園に灯る400本ものロウソクが初夏の幻想的な風景を演出し、
期間中は抹茶席も設けられます。
「沙羅の花を愛でる会」では『平家物語』にうたわれた沙羅双樹の花沙羅の花が苔の上に散り敷く様を楽しめます。
日本の寺院では、インド原産の沙羅の木の代わりとして夏椿が植えられています。
朝に開花し夕方には落花する一日花であるため、儚さの象徴として「沙羅双樹(さらそうじゅ)の花」と呼ばれ親しまれてきました。
雨上がりか雨降りの日、または午前中に愛でると、青苔と白い花の風情が素晴らしいそうです。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町59
- 拝観時間:9:30~16:00
- 拝観料:沙羅の花を愛でる会(お抹茶付)1580円、お抹茶と精進料理付5570円
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:可 ※要介添人
- アクセス:市バス91「妙心寺前」
- お問い合せ:075-463-1334
妙心寺東林院
妙心寺春光院
1590(天正18)年、豊臣三中老の1人堀尾吉晴が長男・金助の菩提を弔うために創建。
開祖は妙心寺の113世猷景嘉です。
初めは俊巌院と号しましたが、堀尾氏断絶後、姻戚の石川氏が檀越となり、1636(寛永13)年春光院と改称されました。
南蛮寺鐘、絹本着色東方朔奪桃図等重要文化財を所蔵しています。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町42
- 拝観:通常非公開 ※予約により公開、一日限定5グループまで(ファックスによるお申し込みは、075-462-5488まで)。
- 拝観料:
- 駐車場:700円(40台分)
- 車椅子:不可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」
- お問い合せ:075-462-5488
妙心寺春光院
妙心寺大通院
山内家の菩提寺。千代の17回忌に長男の湘南国師が建てたという霊屋では、
一豊と千代の墓が仲良く並んでいます。
- 拝観:通常、非公開
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」
- お問い合せ:075-231-7015
妙心寺衡梅院
室町時代末期(1480年)、応仁の乱で荒廃した妙心寺を再興した第九世・雪江宗深が細川政元(細川勝元の長男)の外護を受けて開きました。妙心寺の開基・花園上皇の離宮跡地に建っています。
方丈前庭は、江戸時代初期に衡梅院が再建された際に造られたもので、雪江禅師の弟子たちが妙心寺四派の開祖となったことから、「四河一源(しかいちげん)の庭」と名付けられています。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町66
- 拝観:通常非公開
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部可
- アクセス:JR嵯峨野線「花園駅」
- お問い合せ:075-461-6961
妙心寺慧照院
1623(元和9)年、福井城主松平忠昌候の正室花姫の菩提所として創建され、
当初は花姫の法号に因んで黄梅院と称しました。
宝永年中(1704~11年)に、大春和尚が中興し、慧照院と改称。
「五色散椿」は樹齢120年で、4月中旬~下旬に、五色椿の開花にあわせて特別公開されます。期間中でも、五色椿が散り終えると拝観は終了します。
- 場所:京都市右京区花園坤南町3
- 拝観時間:9:00~16:30 予約方法:9:00~17:00(12:00~13:00を除く)の間に電話またはFAXで。 ※9:00~11:30と13:00~13:30、正午~13時は受付休止。
- 拝観料:志納
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:バリアフリーになっていない ※要介添人
- アクセス:JR嵯峨野線「花園駅」
- お問い合せ:075-463-7056
妙心寺玉鳳院
臨済宗妙心寺派の大本山。
花園法皇が妙心寺創建の時に一院を設けて禅宮とされたところと伝えられます。
現在の建物は改建されたもので、内部は狩野益信、永真の作と伝える山水図、花鳥図等の襖絵があります。
また、開山堂(重要文化財)は妙心寺の開山、関山慧玄が祀られ、
「微笑庵」とも称される妙心寺山内で最も古い建物。
庭園(史跡名勝)は、渡り廊下を隔てて南北に別れ、石組みや石燈籠等、見処が多い庭園となっています。
そのほか、武田信玄・勝頼の石塔や織田信長・信忠の石塔等があります。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町1
- 拝観時間:10:00~16:00(受付終了) ※特別公開時のみ 通常非公開
- 拝観料:600円
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」
- お問い合せ:075-461-6857(花園会館)
妙心寺玉鳳院
妙心寺龍泉菴
景川宗隆によって1481(文明13)年に創建されました。
山内塔頭の方丈としては最大級の規模で、方丈の百面の襖絵は1999(平成11)年開祖五百年遠諱にあわせ、
堂本印象に師事した日本画家・由里本出氏により西洋画の技法も取り入れて描かれたもの。
室中の間は越前海岸、東の間は水、西の間は山岳が描かれています。
また、長谷川等伯筆「枯木猿猴図」(重要文化財・複製)も展観されます。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町1
- 拝観時間:10:00~16:00(受付終了) ※特別公開時のみ 通常非公開
- 拝観料:600円
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」、JR嵯峨野線「花園駅」
- お問い合せ:075-461-6857(花園会館)
妙心寺麟祥院
徳川三代将軍家光が乳母・春日局の追福のため、
碧翁和尚を開山として1634(寛永11)年に建立した寺です。
現在の御霊屋は、春日局が仙洞女御所にあった釣殿を後水尾天皇より下賜されたもので、
局の逝去後にここに移築。内部には小堀遠州作の春日局木像が安置されています。
方丈の襖絵は局と関係の深かった海北友松の子、友雪の筆による水墨画で、
「雲龍図」「瀟湘八景図」「西湖図」「山水図」等が描かれています。
中でも豪壮な筆致の「雲龍図」は、江戸時代初期の傑作。
- 場所:京都市右京区花園妙心寺町49
- 拝観時間:10:00~16:00(受付終了) ※特別公開時のみ 通常非公開
- 拝観料:600円
- 駐車場:無料(花園会館駐車場)
- 車椅子:一部可
- アクセス:市バス26「妙心寺北門前」、京福電車北野線「妙心寺駅」
- お問い合せ:075-463-6563
妙心寺麟祥院
<その他の塔頭>
妙心寺隣華院 妙心寺天球院 妙心寺玉龍院
妙心寺東海庵 妙心寺聖澤院 妙心寺霊雲院 など