<みどころ>
☆学問・文芸の神様・菅原道真にお願い!
平安時代前期の学者・文人・政治家であった
菅原道真。
室町時代には連歌の中心地となり、志望校合格、諸芸上達を願う人達でいつも賑わっています。
取材当時は、梅苑公開の初日だったので、本殿の前は長蛇の列!
今でも色褪せる事のない道真公の人気ぶりが伺えますね。
皆さん、お行儀良くまっすぐに並んでおられました。
ここのおみくじには、菅原道真が詠まれた和歌が書かれています。
多くの受験生が詰めかけるためか、ここのおみくじは大吉が出やすくなっているという噂が…!?
北野天満宮
☆「なで牛」を撫でるべし!
道真公は丑年に生まれ、丑年に亡くなったと言われ、牛は天神様のお遣いとされています。
境内にある「なで牛」の頭を撫でると頭が良くなり、頭以外の場所を撫でると、
自分の体のその部分が良くよくなるとか。
多くの人に撫でられて、つるつるのピカピカで気持ちいい!
この「なで牛」の姿は、『我が亡骸を牛車にて運び 牛が伏した地に埋葬するように』という
道真の遺言の通り、大宰府で牛が横たわり動かなくなった姿を模したものだそうです。
そしてその牛が伏した場所が大宰府天満宮にあたります。
☆毎月25日の蚤の市「天神さん」
恒例の蚤の市だけでなく、宝物殿の社宝が公開されます
(10名以上の団体は特別公開も可。雨天閉館)。
☆北野大茶湯
1587年の10月1日、豊臣秀吉が聚楽第の竣工を祝って開きました。
黄金の茶室を中心に、秀吉自らが千利休らと亭主をつとめ、堺や奈良、京の茶人や公家達だけでなく、
「貴賎や貧富を問わず茶に興味のある者なら誰でも参加せよ」との趣旨のもと、
1000人以上の参会者で賑わったといいます。
また秘蔵の名物茶器・道具が披露され、盛大な茶会であったようです。
その名残として、表参道一の鳥居の西側の松向軒に、細川三斎が設けた茶席の井戸「三斎井戸」が残っています。
北野大茶湯
こちらも北野大茶湯ゆかりの「太閤井戸」。
昭和11年の10月8日から5日間にも、この大茶湯の350周年を記念して「昭和北野大茶湯」が開かれました。
28カ所で延べ102席が設けられ、全国から集まった参加者は、初日でも2千数百人に及んだそうです。
☆歌舞伎発祥の地1603年に、出雲の阿国が社前で初めて歌舞伎踊りを興行しました。
古くから社前では舞楽等の催しがあったようです。
近年では、落語発祥の地とする碑も建立されたそうです。
出雲阿国像は南座近くの四条大橋東詰北側に、お墓は大徳寺高桐院にあります。