京都観光ポータルサイト - e京都ねっと

 
 

小豆粥と七草粥

小豆粥 -禅寺に伝わる精進料理-



小豆粥を京風に言うと「あずのおかいさん」。毎年小正月と呼ぶこの日に、それぞれ柔らかく煮た小豆、餅をお粥の中にいれたものを食べる風習があります。一年間の邪気を払い、万病を除くと平安時代から言い伝えられる小正月の習わしです。

東林院では初日の10時から禅寺の食事作法に基づく法要「小豆粥散飯式」が行われます。
これは1年の邪気を祓うもので、読経のなか小豆粥を少量とりわけ境内の木々にお供えします。参加者には梅湯茶札、小豆粥、精進料理、無病息災・家内安全の 御守り(大般若札)が授与され希望者には千両の庭で取れた千両の種がお年玉としていただけるそうです。(限定

場所:妙心寺東林院(右京区花園)
期間:1/15〜/31(※毎年同じ日程です) 予約不要
時間:11〜15時
料金:3900円(梅湯茶礼、小豆粥の精進料理他)
アクセス:JR嵯峨野線「花園」駅、または京福電車北野線
「妙心寺」駅
お問合せ:075-463-1334

上賀茂神社の御粥神事
野菜果物とともに小豆粥を神前に供え国家国民の安泰を祈願します。
中門から見せて頂けます。

場所:上賀茂神社(北区上賀茂)
日時:1/15(※毎年同じ日程です)、10時〜
アクセス:地下鉄「北大路」駅より 市バス北3「御薗口町」
または地下鉄「北山」駅より徒歩約15分
お問合せ:075-781-0011

下鴨神社の御粥祭
小豆粥、大豆粥を神前に供え国家国民の安泰を祈願。
11時頃からお粥が参拝者に接待(有料)されます。どうぞお早めに。
場所:下鴨神社(左京区下鴨)
日時:1/15(※毎年同じ日程です)、10時〜
アクセス:市バス205「下鴨神社前」
または京阪「出町柳」駅より徒歩約12分
お問合せ:075-781-0010


七草粥 -体をいたわる生活の知恵-

七草粥
もともと宮中では正月初子の日、天皇の食事をつくる
「内膳司」がその年の七種の新菜をお吸い物として献上して
いました。この若菜が万病を防ぐとされてお り、その後正月
七日の七草粥の風習になったとされます。年末年始の暴飲暴食を
いたわり、不足しているビタミンを補うことができる鎌倉時代
からの生活の知恵 なのです。

七草とは・・・
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。
どうでしょう、七つぜんぶ言えましたか? 今では、スーパーに七草セットが並びますが、全種類揃わなくても季節の春菊や人参、里芋などで代用しましょう。


<スキマ情報>
春の七草の中の「すずな(菘)」の根の部分は「京こかぶ」と呼び、京都市右京区京北で栽培されています。
「聖護院かぶ」と共に、「京のブランド産品」に認証され、実よりも葉の方に栄養が多く含まれているので、七草粥にぴったりなのです。
上賀茂神社・白馬奏覧神事
詳細はこちら


北野天満宮 こんな隠れたお祭り も・・・


七日正月のこの日、春の七草を入れた七草粥を神前に供え祭典を行います。残念ながら一般の人は見られません。
場所:北野天満宮
日時:1/7(※毎年同じ日程です)お問合せ:075-461-0005
また、八坂神社貴船神社で も若菜祭が営まれます。


御香宮神社の七草粥の振る舞い
江戸時代より、七草を神前に供え”七草神事“を行ってきた当神社には、毎年、無病息災を願って多くの人々が行列を作ります。
場所:御香宮神社
日時:※2023年は中止。1/7(※毎年同じ日程です)9時~
料金:七草粥授与 300円 (なくなり次第終了)
アクセス:近鉄京都線「桃山御陵前」駅
お問合せ:075-611-0559
西院・春日神社の若菜節句祭
春の七草をお供えし、参拝者にも七草粥がふるまわれます。
また、この日に白馬を見ると健康に暮らせるという言い伝えにより、「白馬(あおうま)飾り」が公開されます。風邪、中風除けの勝栗守りが授与されます。

場所:春日神社
日時:1/7(※毎年同じ日程です)10時~
料金:若菜粥授与 300円
アクセス:市バス205「西大路四条」または
阪急「西院」駅より徒歩約7分
お問合せ:075-312-0474

城南宮七草粥の日
城南宮では、旧暦の正月7日に近い、2月11日に毎年行います。
源氏物語の「若菜の巻」にちなみ七種の若菜のお粥授与(有料)を頂きながら万病退散、不老長寿を祈願します。
この春の七草は、楽水苑で見ることができます。

場所:城南宮
日時:2/11(※毎年同じ日程です)10~15時半
料金:七草粥授与 500円 神苑拝観料 600円
アクセス:地下鉄「竹田」駅より徒歩約15分または市バス南1・2・3「城南宮東口」、
京都駅八条口より「らくなんエクスプレス」
お問合せ:075-623-0846


富田屋の「町屋での七草粥」
♪唐土の鳥が 日本の土地へ渡らぬ先に七草ナズナ 七草ナズナ〜♪歳徳神のもと、包丁の背で七草を叩きながら歌い、賑やかに作るも昔ながらの伝統を拝見。
七草粥ミニ懐石もお楽しみ。

場所:富田屋
日時:1/7(※毎年同じ日程です)11〜13時
アクセス:市バス9「一条戻り橋」
お問合せ:075-432-6701
「どんと焼きと小豆粥」
前用しましょう。日外したお正月飾りを15日の朝に燃やし、その火で小豆粥を炊き、お餅を焼いて食べる習慣が西陣にありました。
町家見学と京のしきたりを学んだ後は、小豆粥と無病息災のお餅がお待ちかねです。

場所:富田屋
日時1/15(※毎年同じ日程です) 11〜13時
アクセス:市バス9「一条戻り橋」
お問合せ:075-432-6701
 


主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。

一言コラム

arashiyamaようやく秋らしい寒さが、木々の端々を染め初めた平日に、嵐山の福田美術館へ母と行く事になり、交通手段について...[続きを読む]
e京都ねっと
当サイトへのリンクは自由です。
よろしければ、↑上記のバナーをお使いください。