七草粥
もともと宮中では正月初子の日、天皇の食事をつくる
「内膳司」がその年の七種の新菜をお吸い物として献上して
いました。この若菜が万病を防ぐとされてお り、その後正月
七日の七草粥の風習になったとされます。年末年始の暴飲暴食を
いたわり、不足しているビタミンを補うことができる鎌倉時代
からの生活の知恵 なのです。 |
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七草とは・・・
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。
どうでしょう、七つぜんぶ言えましたか? 今では、スーパーに七草セットが並びますが、全種類揃わなくても季節の春菊や人参、里芋などで代用しましょう。
<スキマ情報>
春の七草の中の「すずな(菘)」の根の部分は「京こかぶ」と呼び、京都市右京区京北で栽培されています。
「聖護院かぶ」と共に、「京のブランド産品」に認証され、実よりも葉の方に栄養が多く含まれているので、七草粥にぴったりなのです。
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こんな隠れたお祭り も・・・
七日正月のこの日、春の七草を入れた七草粥を神前に供え祭典を行います。残念ながら一般の人は見られません。
場所:北野天満宮
日時:1/7(※毎年同じ日程です)お問合せ:075-461-0005
また、八坂神社、貴船神社で も若菜祭が営まれます。 |
御香宮神社の七草粥の振る舞い
江戸時代より、七草を神前に供え”七草神事“を行ってきた当神社には、毎年、無病息災を願って多くの人々が行列を作ります。
場所:御香宮神社
日時:※2023年は中止。1/7(※毎年同じ日程です)9時~
料金:七草粥授与 300円 (なくなり次第終了)
アクセス:近鉄京都線「桃山御陵前」駅
お問合せ:075-611-0559 |
西院・春日神社の若菜節句祭
春の七草をお供えし、参拝者にも七草粥がふるまわれます。
また、この日に白馬を見ると健康に暮らせるという言い伝えにより、「白馬(あおうま)飾り」が公開されます。風邪、中風除けの勝栗守りが授与されます。
場所:春日神社
日時:1/7(※毎年同じ日程です)10時~
料金:若菜粥授与 300円
アクセス:市バス205「西大路四条」または
阪急「西院」駅より徒歩約7分
お問合せ:075-312-0474 |
城南宮七草粥の日
城南宮では、旧暦の正月7日に近い、2月11日に毎年行います。
源氏物語の「若菜の巻」にちなみ七種の若菜のお粥授与(有料)を頂きながら万病退散、不老長寿を祈願します。
この春の七草は、楽水苑で見ることができます。
場所:城南宮
日時:2/11(※毎年同じ日程です)10~15時半
料金:七草粥授与 500円 神苑拝観料 600円
アクセス:地下鉄「竹田」駅より徒歩約15分または市バス南1・2・3「城南宮東口」、
京都駅八条口より「らくなんエクスプレス」
お問合せ:075-623-0846 |
富田屋の「町屋での七草粥」
♪唐土の鳥が 日本の土地へ渡らぬ先に七草ナズナ 七草ナズナ〜♪歳徳神のもと、包丁の背で七草を叩きながら歌い、賑やかに作るも昔ながらの伝統を拝見。
七草粥ミニ懐石もお楽しみ。
場所:富田屋
日時:1/7(※毎年同じ日程です)11〜13時
アクセス:市バス9「一条戻り橋」
お問合せ:075-432-6701 |
「どんと焼きと小豆粥」
前用しましょう。日外したお正月飾りを15日の朝に燃やし、その火で小豆粥を炊き、お餅を焼いて食べる習慣が西陣にありました。
町家見学と京のしきたりを学んだ後は、小豆粥と無病息災のお餅がお待ちかねです。
場所:富田屋
日時1/15(※毎年同じ日程です) 11〜13時
アクセス:市バス9「一条戻り橋」
お問合せ:075-432-6701 |
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