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都七福神めぐり

 

期間:1/1−/31(※毎年同じ日程です)
e京都ねっとでは、数ある七福神めぐりの中から最も人気のある「都七福神 」をご紹介します。
この時期は「都七福神めぐり」の京都定期観光バスが運行 されておりますので、
効率よくお参りをしたい方にはおすすめです。
正月に回れば特に功徳が大きいとされる七福神めぐりに出かけてみませんか?
各社寺に御軸や大護符(色紙)、御宝印帖が用意されています。 
 
お問い合わせ:075-561-6980 六波羅蜜寺(都七福神事務局)

恵比須神 大黒天 毘沙門天 弁財天 福禄寿 寿老神 布袋尊 その他のご利益めぐり

恵比寿神・・・恵比寿神社(京都市東山区)

昔日本人は、海の彼方に神の国があり、そこから神がやってくると信じていました。もともと「えびす」とは、よそものという意味で漁村の神様が日本古来の神様と合体して恵比須神になったそうです。
恵美須神社
ご祭神の八重事代主命は釣りが好きで、海の幸と山の幸を物々交換し、暮らしを豊かにしたので商売繁盛の守り神となりました。正月の「十日戎」は「えべっさ ん」として有名で、商売繁盛を願う大勢の参拝者で賑わいます。
住所:東山区大和大路通四条下る
アクセス:京阪電車「四条」駅から徒歩7分または地下鉄「四条」駅より市バス207「四条京阪前」

☆期間中の催し:「初ゑびす
商売繁盛の守り神。穏やかな笑みをたたえ、右手に釣竿、左手に鯛を抱えた姿は海に囲まれた日本の神様らしい姿です。

大黒天・・・妙円寺(京都市左京区)

もともとは名前の通り、黒い体に怒り表情の恐ろしい神でしたが、鎌倉時代に日本古来の神、大国主命が「だいこく」と読めるという共通点から二人が合体し、 俵に乗り、打ち出の小槌を持った優しい福神に変身し、台所の神様になりました。
妙円寺  →スタッフレポート「大黒さんの打ち出の小槌
「松ヶ崎の大黒さん」として親しまれているこのお寺は、五山の送り火「妙法」の 「法」の字が点火される松ヶ崎山のふもとにあります。また大黒さんは俵のそばに群がるネズミをも養うことから、そのお使いがネズミとなり十干十二支のはじ め、甲子が縁日となりました。
住所:左京区松ヶ崎東町
アクセス:地下鉄「松ヶ崎」駅

☆期間中の催し:「年頭会」(1月1日)
もともとは古代インドのヒンドゥー教における、破壊の神様。最澄が中国より持ち帰り延暦寺の守護神としました。

毘沙門天・・・東寺(京都市南区)

毘沙門天はその中の北方を守る神で仏法を聴聞することから「多聞天」とも呼ばれています。貧乏神も追い払えるような強い神様・毘沙門天にあやかって裕福に なりたいものですね。
東寺】 →スタッフレポート「京に眠る遺跡パワー
京都のシンボル・五重塔はこの東寺さんのもの。弘法大師が平安時代に建てたお寺です。 この寺の兜跋毘沙門天(国宝)は、高さ約百九十センチ。スマートでスタイル抜群!左に宝塔、右に錫杖を持ち厳めしさを醸し出しています。菅原道真公も信仰 したことから、学業成就の御利益もあるそうです。
住所:南区九条通大宮西入る
アクセス:近鉄京都線「東寺」駅

☆期間中の催し:「京の冬の旅 非公開文化財特別公開
古代インドの武勇の神です。日本では、聖徳太子が四天王を祀ったのが始まりです。

弁財天・・・六波羅蜜寺(京都市東山区)

もともとはインドの水の神様で、弁天堂が川辺や池のほとりに祀られているのはこのためです。流れる水の美しい音から美音天などと呼ばれ音楽や雄弁、技芸の 神様として信仰を集めています。
六波羅蜜寺
弁財天は南門のそばの護摩堂に祀られています。高さ約三十センチほどの小柄な弁天様は、崇徳天皇の受けたお告げにより、禅海上人が造られたものだそうで す。水を司る女神様は、水がすべての汚れを清めるように、現世の苦しみを洗い流してくださるとか。 平安時代末期には平家の邸宅があった地で、宝物館には平清盛座像や空也上人像も安置されている見所の多い寺院です。
住所:東山区大和大路五条上る
アクセス:市バス206「清水道」から徒歩5分
 →スタッフレポート「六波羅蜜寺」「京の都と鎌倉幕府」
☆期間中の催し:「皇服茶
七福神では唯一の女神様で、多くは琵琶を持った美しい姿をしています。

福禄寿・・・赤山禅院(京都市左京区)

幸福、富貴、長寿を表し、長い頭に長いヒゲを垂れ、杖を持って鶴や亀をお供につれ、好々爺の雰囲気。いかにも長寿のご利益がありそうな姿です。
赤山禅院
京都御所から見ると表鬼門にあたり、鬼から都を守る方位の守護神として祀られてきたお寺です。 福禄寿像は本堂の東側にある福禄寿殿に安置されています。その姿にあやかり、健康長寿、家内安全、商売繁盛の祈願をする人が多いようです。
住所:左京区修学院赤山町
アクセス:市バス5「修学院離宮道」から徒歩15分

☆期間中の催し:「八千枚大護摩供
中国の道教の神様で、南極老人星の化身です。

寿老神・・・行願寺(革堂)(京都市中京区)

寿老神は頭が長く、小柄な老人で、杖を持ち、鹿を連れた姿が多いですが、この鹿の肉を食べた者は長生きができたといわれています。独立して信仰されるよ り、七福神の一人として信仰されることが多いようです。
行願寺
「革堂(こうどう)」という呼び名の方が有名かもしれません。 元は一条通にありましたが、豊臣秀吉によって移築されました。 その時、境内に鎮宅霊符神と共に寿老神をお祀りし、天下泰平、福寿円満を願ったと伝えられています。 西国三十三ヶ所めぐりの札所(第19番)にもなっているため、庶民的な雰囲気です。
住所:中京区寺町通竹屋町上る
アクセス:市バ205「河原町丸太町」から徒歩3分

☆期間中の催し:「三・九月 彼岸供養」(1月18日)
文字通り、長寿を授ける神様。

布袋尊・・・万福寺(宇治市五ヶ庄)

ぽってりとした太鼓腹とおおらかな笑顔で、愛嬌溢れる外見です。外出する時はいつも大きな袋をかついで人に物乞いをし、貰ったものは何でも袋の中に放り込 んでしまうので、布袋と呼ばれるようになったそうです。物事にこだわらない飄々とした風貌が円満につながるとされ、福神として祀られるようになりました。
万福寺
卍崩しの高欄・魚拓・長い回廊が続く境内は日本というよりむしろ中国的な雰囲気。 中国・明の隠元禅師が開基した黄檗宗の総本山です。布袋像は東の天王殿に祀られており、太鼓腹と福々しい笑顔で人気を集めています。境内では中国の精進料理・普茶料理を味わうこともできます。
住所:宇治市五ケ庄三番割
アクセス:JR奈良線「黄檗」駅、または京阪「黄檗」駅から徒歩5分

☆期間中の催し:「年頭法要」(1月1~3日)
黄檗ランタンフェスティバル
布袋は、中国に実在の禅僧・契此(かいし)をモデルとしています。

七福神の由来

七福神とは、恵美寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿神、寿老神、布袋尊という七人のメンバーです。
彼らのうち恵比須神だけが日本古来の神様。
大黒天、毘沙門天、弁財天はインドの神様、福禄寿神、老寿神、布袋尊は中国の神様
です。
最初は大黒さんと恵比須さんが「二福神」として盛んに祀られました。
室町時代に入ってから、禅と茶道の隆盛に伴い、竹林の七賢人などの絵が人気をよび、
七賢になぞらえて福神を七人にしようと恵比須、
大黒天に5人の神様を追 加して七福神になったそうです。
江戸時代から、京都の人は正月二日に、宝船に乗った七福神の絵を、
枕の下に入れて 縁起の良い初夢をみようとしました。

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