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京の初詣






■京都のお正月イベント
京都タワー元旦初のぼり」・京都市動物園・新年入園プレゼント(※2023年度例)

■ ご利益別 初詣スポット

干支にちなむ寺社

初詣といえば神社のイメージがありますが、年初めにお寺へお参りに行く事も「初詣」といいます。
また、下鴨神社には、十二支を祭る七つの社「言社(ことしゃ)」が一度に揃い、松尾大社護王神社では、毎年干支の大絵馬を展示しています。
また、「伏見五福めぐり」で全ての社寺を巡り授印すると、記念品として干支の土鈴がもらえます。

 2024年の干支にちなむスポットはこちら! 

◆京都で丑年にちなんだ寺社 

<丑年の守り本尊は千手観音菩薩>

・丑年・寅年の守り本尊・虚空蔵菩薩
丑年と寅年は、虚空蔵菩薩を守り本尊としています。→詳細は寅年を参照。

丑年・亥年の守り神「大物主神(おおものぬしのかみ)」薬や酒の神様とされていて、三輪明神とも呼ばれます。大国主神の別名です。

下鴨神社の言社、万福寺塔頭・宝善院の干支の守本尊八佛



<丑・牛にゆかりのあるスポット>
言わずと知れた北野天満宮や全国の天満宮、天神社には、天神こと菅原道真のお使いとして、境内には「撫で牛」など伏した神牛の像や彫刻が見られます。これは、菅原道真公が丑年生まれであったこと、大宰府でその生涯を閉じた際に、亡骸を引く牛が座り込んで動かなくなったという故事に由来しています。

北野天満宮 牛舎に祀られている「一願成就のお牛さん」は、撫でると一つだけ願いが叶うといわれています。
また、拝殿の欄間に刻まれている牛だけが唯一立った姿をしており、「天神さんの七不思議」 に数えられています。
吉祥院天満宮 「金のなで牛・くぐり牛」が2020年6月より設置されました。


<丑(北北東)の方角を守護するお寺>
本満寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で丑の方角にあり、「本満寺の妙見宮」「出町の妙見様」と言われるお寺です。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています。


◆京都で子年にちなんだ寺社

<子年の守り本尊は千手観音菩薩>

・子年の守り本尊・千手観音菩薩
千本の手にそれぞれ眼が付いていることから「千手千眼観音」とも呼ばれ、聖観音の変化身とされています。
「千手」とは、数限り無い人々の苦悩を救いとることを表し、平安時代に多く作られました。
平安時代の流行歌『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』では、「万の仏の顔よりも、千手の誓いそぞのもしき」とまで歌われています。
この信仰の始ま◆京都で子年にちなんだ寺社 

りは7世紀頃からで、インドの千寿千眼やシヴァ神の影響を受けています。中国では更に十一面観音と合体させ、大悲観音として信仰を集めていました。

●千体の千手観音が並ぶ三十三間堂(蓮華王院)は圧巻、千光寺善峯寺峰定寺など、京都の多くの寺院に安置されています(※非公開の箇所もありますので、事前にご確認ください。)。

子年の守り神「大国主神(おおくにぬしのかみ)」 医療や国造りの神様とされています。因幡の白兎や天照大御神の岩戸隠れなど多種多様な伝説・神話に登場し、「大物主神」等の別名もたくさん持っています。

下鴨神社の言社



<子・ねずみにゆかりのあるスポット>
●「狛ねずみ」のある大豊神社  詳細は  スタッフレポート

  
 


<子(北)の方角を守護するお寺>
善行院 
「洛陽十二支妙見巡り」で子の方角にあり、「西陣の妙見宮」と言われるお寺です。
妙顕寺の塔頭。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています。


◆京都で戌年・亥年にちなんだ寺社 

<戌年・亥年の守り本尊は阿弥陀如来>

・戌年・亥年の守り本尊・阿弥陀如来
一般的に、 装身具を着けない質素な服装で、親指と人差し指、中指、薬指のいずれかで輪を作るという印の組み方をしており、菩薩の時代に人々を救うべく立てた四十八願を成就し、如来となりました。
無限の寿命と光明を持ち、ご利益も無限大。日頃から「南無阿弥陀仏」を唱えている人は、罪深い者でも必ず救ってくださるといわれています。
女人往生を宣言し、女性の支持を得て信仰を集めてきました。

平等院、広隆寺 、仁和寺、法界寺、清凉寺、浄瑠璃寺など、京都の多くの寺院で見られます。

・戌年・寅年の守り神「大己貴神((おおなむちのかみ)」
力の神様とされています。大国主神の別名です。

・亥年・丑年の守り神「大物主神(おおものぬしのかみ)」 薬や酒の神様とされていて、三輪明神とも呼ばれます。大国主神の別名です。

下鴨神社の言社


<亥(北北西)の方角を守護するお寺>
圓成寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で亥の方角にあり、「鷹峯の岩戸妙見宮」と言われるお寺です。
本堂後ろの妙見堂は古墳状の石窟造りのお堂で、霊亀の背に乗った約2メートル余の岩戸妙見大菩薩が祀られています。 また、境内には「巖門の滝」と呼ばれる修行場があります。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています。


<戌(西)の方角を守護するお寺>
三宝寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で戌の方角にあるお寺です。
戌が安産に通じるという事で、安産祈願所としても親しまれています。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています。


◆京都で酉年にちなんだ寺社 

<酉年の守り本尊は不動明王>

・酉年の守り本尊・不動明王
恐ろしい憤怒の形相が特徴的ですが、優しさと厳しさを併せ持つ、いわゆる「愛のムチ」でもってあらゆる障害や悩みを打ち砕き、家内安全や交通安全、商売繁盛など現世利益を願う多くの人からの信仰を集めています。
不動明王は、右手に剣を持ち左手には羂索という縄を持っていて、火焔を背負い、頭上には蓮華、弁髪を左肩に垂らしています。
また、不動明王像は、密教系統の寺院によく祀られています。

東寺: 講堂にある不動明王の頭部には、仏舎利(釈迦の遺骨)を入れたと見られる金属筒が埋め込まれていることが、エックス線撮影によって発見され、この仏舎利は現存するもので最古級なのだそうです。

狸谷山不動院  
・酉年・卯年の守り神・年の守り神「志固男神」
力の神様とされています。大国主神の別名。

下鴨神社の言社


<酉(西)の方角を守護するお寺>
常寂光寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で酉の方角にあるお寺です。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています(2016年度は12/17に開催されました)。


◆京都で未年・申年にちなんだ寺社 

<未年・申年の守り本尊は大日如来>

・未年・申年の守り本尊・大日如来
「摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)仏」 とも呼ばれる真言密教の教主で、全ての生物を生成する仏、いのちの原点です。
大日如来は他の如来像とは異なり、頭には髷を結い、宝冠や首飾りをしています。
胸の前で左手の人差し指を右手の拳で握る「智拳印(ちけんいん)」を結んでいる「金剛界の大日如来」(知恵)と、膝の上で両手を重ねた「法界定印」(ほっかいじょういん)を結んでいる「胎臓界の大日如来」(慈悲)の二種類があります。

大日如来像は、真言宗の寺院に祀られています。

東寺:東寺の中央に建つ講堂に安置された大日如来は、宇宙の中心とされています。
密教の教えを表した曼荼羅を、弘法大師空海は更に「立体曼陀羅」として具現化しようと試みました。
その中央にあるのが大日如来です。そして周りの明王も菩薩も、全ての仏が大日如来の化身なのだそうです。

・未年の守り神・大国魂神(おおくにたまのかみ)
国魂(くにたま)とは、神道において国土そのもののを神格化したもので、大地守護の神様ともされています。大国主神の別名とも。

・申年の守り神は八千矛神(やちほこのおおかみ)
下鴨神社の言社


<申(西南西微南)の方角を守護するお寺>
慈雲寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で申の方角にあるお寺です。
毎年12月には翌年の干支に縁の寺院にて、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています(2015年度は12/12に開催予定)。
<未(南南西微西)の方角を守護するお寺>
法華寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で未の方角にあるお寺です。


<申・猿とゆかりあるスポット> 京都で申や猿にちなんだスポットは...

猿田彦神社(※参拝は要事前問い合わせ )
猿田彦大神は、ニニギノミコトの天孫降臨の際に道案内をした事で「導きの神」として有名ですね。
京都の猿田彦神社は、平安期に、最澄が座禅の為の霊窟を探し求めていたところ、猿田彦神が現れてこの地を示したため、座禅石の傍らに猿田彦神を祀ったことが始まりと伝 えられています。
また、その後に嵯峨天皇が行幸の際にも猿田彦が道案内をしたため、天皇は社殿を建立したといわれています。
境内には猿が座っていて、手芸上達を願う招福布猿が授与されます。

古くから「山ノ内庚申(こうしん)」と呼ばれ、「八坂の庚申堂」「粟田口庚申堂(青蓮院の尊勝院)」と並んで「京洛三庚申」の一つに数えられ、手芸上達を願う招福布猿 (くくり猿)が授与されます。もちろん、絵馬も親子の白猿が描かれています。(※授与品について、等身大の白猿木彫像、石造の三神猿等の写真撮影については要問い合わ せ)

猿丸神社
烏帽子をかぶった狛猿がいます!
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき」の歌を詠んだ三十六歌仙の一人・猿丸太夫を祀っています。

赤山禅院と京都御所の猿ヶ辻
階段を上がると正面に見える拝殿の屋根の上に、御幣と神楽鈴を持った鬼門除けの猿が、皇城(京都御所)を守護しています。
鬼門とは反対の方角(西南西)を指す猿(申)は、邪気を払う力があるとされるため。
金網の中に入れられているのは、かつて夜な夜な悪さをしたため、逃げ出さないようにしたと言われています。
同様に、京都御所の東北角「猿ヶ辻」にも鬼門除けの猿がいます。

新日吉神宮
本殿向拝柱上部と本殿前に神猿(真猿)と呼ばれる狛猿がいます。こちらも金網の中に閉じ込められています。可愛らしいご神猿の御守りも。

正行院(猿寺)(※参拝は要事前問い合わせ)
開山である円誉上人(1496~1584)が、北山の中川の里で念仏修行の際に、猿に災難除けと仏縁結縁のために「南無阿弥陀仏」と書いたお守りを授け、その名号札を首に 付けた猿を見た猟師が猿の命を助け、円誉の門弟になったという故事から「災難さる」の猿寺と呼ばれるようになったといいます。
本殿には猿を膝に乗せた上人の座像がまつられ、寺内には八猿や多くの猿の人形があるそうです。※参拝は要事前問い合わせ。

幸神社(さいのかみのやしろ)
主祭神が猿田彦神。本殿の東側に、御幣を肩にした日吉山王の神使である猿の木像が安置され、境内の東北隅には猿田彦神石があります。

朝日神明宮(下京区麩屋町五条上る鱗形町)
貞観年間(858~876)に丹波国桑田郡穴生村(現在の亀岡市)に造営、元亀3年(1572)に現在地に遷座。し、かつては広大な社域を有していましたが、天明 の大火(1788年)及び元治の兵火(1864年)を経て、現在は末社の猿田彦社(幸神社)ただ一社だけが残り、神石二個を安置するのみとなっています。

大豊神社御香宮神社小倉神社瀧尾神社
大豊神社は狛鼠で知られていますが、境内には猿を含む色んな動物の石像があります。
御香宮神社や瀧尾神社、小倉神社にも、社殿に猿などの様々な生き物があります。

猿塚の跡(※私有地内につき外からは見えません)
猿塚(申塚)は、竹田四十八塚として旧竹田村地域に散在している墓塚の一つです。
鳥羽殿の遺跡ともいわれ、保延元(1135)年に鳥羽離宮内に勧請された山王権現大宮社が明治13(1880)年の廃社に伴い、山王七社の神像が近くの北向山不動院に移され、後 にその地が竹田小学校となりました。山王権現は猿を産土神としています。

京都嵐山モンキーパークいわたやま

景勝地・嵐山で野生のニホンザルを間近に見ることができる事で、近頃は外国人観光客にも大人気のスポットとなっています。1957年の開園当初から観光だけではなく、サル学の研究の場も担っており、1匹ずつの顔や身体的特徴、血筋や順位等の記録が連綿と続けられています。今や約120匹とされるサル達の名前を、スタッフ全員が覚えているのだそうです。


<未・羊とゆかりあるスポット> 京都で未にちなんだスポットは...

虚空蔵法輪寺
虚空蔵菩薩は、寅年・丑年の守り本尊ですが、羊は虚空蔵菩薩の使いだという事で、境内には虎、牛の像に加えて珍しく羊の像があります。

野仏庵
入り口の前に一対の羊像があります。
京都ゆどうふ料理 『順正』 の創立者であり、古美術愛好家の上田堪庵 により設立された庵で、西園寺公望公のよし葺きの屋根の門や庭園、上間秋成の茶室、淀の茶屋の旧邸を移築した母屋等を有します。現在は宗教法人により寺院となっています。

◆京都で午年にちなんだ寺社 

<午年の守り本尊は勢至菩薩>

・午年の守り本尊・勢至菩薩
知恵を授ける仏様で、知恵の光を以って一切を照らし、衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないよう救う菩薩です。
阿弥陀仏のの脇侍として観音菩薩と共にまつられ、阿弥陀三尊像として様々な寺院で観る事ができます。

三千院:膝を少し開き、上半身を前屈みにした「大和坐り」と言われる珍しい形式。

仁和寺:阿弥陀三尊像は国宝。霊宝館にて春・秋の名宝展で公開。

知恩院勢至堂: 法然を勢至菩薩の化身とする説により、本尊として勢至菩薩像が安置されています。
「京の冬の旅」のコースでは、特別拝観と法話が予定されています。

・午年の守り神・顕国魂神(うつしくにたまのかみ)
国造りの神、農業神、商業神、医療神等として信仰されている大国主神の別名と言われています。


下鴨神社の言社


<午(南)の方角を守護するお寺>
本教寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で午の方角にあるお寺です。
毎年12月、干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われています(2013年度は12/14に開催されました)。


<午・馬とゆかりあるスポット> 京都で馬にちなんだスポットは...

●日本では古くから祈願のために馬を神様に奉納する習わしがあり、次第に絵馬や等身大の馬の像等に置き換わっていきました。また、馬は今でも祭事の際に登場したり、神様の乗り物とされています。


上賀茂神社 石清水八幡宮では神馬を飼育しており、お正月や「競馬会足汰式」といった神事の際に登場します。
また、馬が登場する下鴨神社の「流鏑馬神事」も人気ですね。
時折、糺の森でポニー馬車の運行イベントが行われています。

藤森神社藤森祭に奉納される駈馬神事が馬の神事であることから、勝運と馬の神様として、競馬関係者(馬主・騎手等)や競馬ファンが参拝しています。境内にも大きな馬の像。

貴船神社
雨乞いで知られる貴船神社は、絵馬の発祥地とも言われます。境内には両前足を上げた勇ましい馬の像が。

乃木神社:狛犬ならぬ狛馬!?乃木将軍の愛馬(壽号、璞号)が対峙しています。

◆京都で辰年・巳年にちなんだ寺社 

<辰年・巳年の守り本尊は普賢菩薩>

・辰年・巳年の守り本尊・普賢菩薩
理性を象徴する仏様で、人生の師とし最高の境地に達した理想像です。
元来は女性だったのが成仏して男性になったとされ、一般に六牙の白象に座った女性的な姿となっています。
象は獅子と同様に仏の偉大な力を表し、六つの牙は「布施」「持戒」「忍辱(にんにく)」「精進」「禅定」「智恵」(他者に施し、掟を守り、努力して、自省して、悟りを得ること)という行いを奨めています。
釈迦の脇侍として文殊菩薩と共にまつられ、釈迦三尊像として様々な寺院で観る事ができます。


岩船寺(がんせんじ)(京都府木津川市加茂町岩船)

妙法院(本尊が普賢菩薩。特別拝観時のみ一般公開)
大光明寺:京都十三仏霊場の一つ。なお、春秋に公開される法堂(重文)は天井に狩野光信筆の蟠龍図が描かれ「鳴き龍」で知られています。


・辰・申年の守り神・八千矛神(やちほこのおおかみ)
矛は武力を象徴し、武神としての性格を表しているといわれています。

・巳・未年の守り神・大国魂神(おおくにたまのかみ)
厄除け・厄払いの神として知られています。

下鴨神社の言社

 

<辰(東南東)の方角を守護するお寺>
満願寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で辰の方角にあるお寺です。
前年の12月、卯の霊鑑寺にて干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われます(2011年度は12/10に開催されました)。

<巳(南南東)の方角を守護するお寺>
日體寺 
「洛陽十二支妙見巡り」で巳の方角にあるお寺です。
2012年度は、12月8日に、満願寺にて「十二支妙見宝剣引継大祭」 が行われました。

<巳・蛇とゆかりあるスポット> 京都で蛇にちなんだスポットは...

●蛇は弁才天の化身とも言われる事から、京都で弁財天を祀っているのは、 六波羅蜜寺や出町柳の妙音弁財天、 相国寺の弁天社、神泉苑の弁天堂、京都御苑内の白雲神社厳島神社長建寺など。
三室戸寺
三室戸寺にも「狛蛇」が 新登場です。
財運・金運の蛇神の化身とされる宇賀神(うがじん)の像で、体は蛇でとぐろを巻き、頭は老翁で蓮に乗った姿をしています。
三室戸寺の参道入り口には、山城の民話にちなんで「蛇体橋」と彫られた小さい橋があります。
大豊神社
2012年、狛犬ならぬ「狛ネズミ」で知られる 大豊神社に、「狛巳(み)」が 新登場しました。
自然界では敵対している蛇とネズミが境内では本殿を挟んで対峙して鎮座しています。 神社によると「相いれぬものが共存する大切さを伝えられたら」とのこと。
蛇塚古墳:一節には、ここの石室の中に蛇が住んでいたのが名前の由来ともいわれています。

<辰・龍とゆかりあるお寺> 京都には龍にちなんだスポットがたくさんあります。
瀧尾神社、泉涌寺舎利殿、泉涌寺雲龍院、東福寺三門、東福寺龍吟庵には、龍の天井画や襖絵、龍を表した庭園などがあります。
各禅寺の本山:龍は「龍神」とも呼ばれ仏の教えを助ける八部衆の一つ。東福寺本堂建仁寺法堂など、多くの禅寺の本山では法堂の天井画に龍が描かれ、それが法の雨(仏法の教え)を降らせるという意味や、水を司る龍神が火災から護るという意味が込められています。

 ◆京都で卯年にちなんだ寺社

<卯年の守り本尊は文殊菩薩、守り神は志固男神>

・卯年の守り本尊・文殊菩薩
「三人寄れば文殊の知恵」と言われるように、智恵を象徴する仏様です。
髪型は五つに束ねられている事が多く、大日如来の五つの知恵を象徴しているそうです。 文殊菩薩の多くは釈迦の脇侍として普賢菩薩と共にまつられ、釈迦三尊像として人々の信仰を集めています。

智恩寺(京都府宮津市天橋立文珠小字切戸)

金戒光明寺 
「中山文殊」が、三重の塔に安置されています。この本尊の文殊菩薩と脇侍像は運慶の作です。

比叡山延暦寺
根本中堂の東側、高い石段の先にある文殊楼。慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂に倣って創建したものと伝わります。


・卯年の守り神・志固男(しこお)神
神社で卯年の守り神とされる志固男神は、大国主神の別名で、武神としての性格も持っているとされています。

下鴨神社の言社

 

<卯(東)の方角を守護するお寺>
霊鑑寺
「洛陽十二支妙見巡り」で卯の方角にあるお寺です。
前年の12月、寅の道入寺にて干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」
が行われます(2010年度は12/11に開催予定)。

<卯・兎とゆかりあるお寺>
岡崎神社の子授けうさぎ像
本殿前に雄雌一対の「狛兎(こまうさぎ)」が2010年10月に設置されました。
手水舎には撫でるとご利益が授かるとされる黒御影石の「子授けうさぎ像」があり、斎館前の庭には2010年の夏に氏子より奉納された母子のウサギ像もあります。

三室戸寺の狛兎(こまうさぎ)
「狛兎(こまうさぎ)」が2010年に新たに設置され、「狛牛」と対面して鎮座しています。
また、寺所蔵の摩尼宝珠曼荼羅などに記されている生身不動明王は、月を人格化したもので、その足元にはうさぎが描かれています。


◆京都で寅年にちなんだ寺社

<寅年の守り本尊は虚空蔵菩薩、守り神は大己貴神>
丑年と寅年は、虚空蔵菩薩を守り本尊と しています。
「虚空」とは「大空(宇宙)」を意味し、虚空蔵菩薩は宇宙のように
広く無量の福徳と智恵を備え、祈願する人々に広大無辺の功徳を与え、
全ての祈願に応えようとしてくれる仏様です。

虚空蔵法輪寺(境内自由)
「十三まいり」でおなじみの法輪寺さんは、虚空蔵菩薩を本尊としています。
本堂に向かって左手に狛犬、右手に「狛虎」!?らしき石像があります。

東寺観智院(1/1〜 /5)
東寺の五大虚空蔵五躯は重要文化財に指定されています。

広隆寺(1/1〜)
講堂に虚空蔵菩薩坐像(重文)が安置されています。

守り神の大己貴神は、下鴨神社の言社に祀られています。

<寅の方角を守護するお寺>
道入寺(1/1〜)
「洛陽十二支妙見巡り」で寅の方角にあるお寺です。
丑年の12月、妙見宮・ 本満寺にて干支を引き継ぐ「十二支妙見宝剣引継大祭」
が行われます(2009年度は12/12に行われました)。

<虎は毘沙門天の使い>
毘沙門天が現れ、その功徳を発揮したのが、寅年、寅日、寅刻だったと
されることから、虎は、ムカデと共 に毘沙門天の使いとされています。
毘沙門天を厚く信仰した上杉謙信の名前も元は「虎千代」「景虎」等でしたね。

●建仁寺両足院の 鎮守・毘沙門天堂(境内自由)
新春の特別公開があります。

●毘沙門堂・初寅大祭 (1/3〜/5)

鞍馬寺(境内自由)
仁王門前と本殿金 堂前に「狛虎」がいます。

<寅・虎とゆかりあるお寺>
●報恩寺(1/1〜/3)
「鳴虎図」の公開があります。

開運招福

平安神宮(左京区岡崎西)
新春の朝もやのなか、朱塗りの神殿に参るといっそう清々しい気持ちになります。
大晦日から元旦にかけて終夜開門し、神矢御幣干支縁起物授与(有料)があります。境内の全ての灯ろうに火が灯され冷気が肌をさす幻想的な世界に大勢の人の 波が押し寄せます。 

●アクセス:市バス5「京都会館美術会館前」
●お問合せ:075-761-0221

下鴨神社(左京区下鴨)

京都最古の社の一つで、賀茂川と高野川が合流する所に広がる糺の森の中に囲まれています。境内と糺の森は世界文化遺産、国の史跡に指定されています。
正式名は賀茂御祖神社ですが、鴨川下流にあることから下鴨神社と呼ばれています。ここで忘れてはならないのが「みたらし団子」。神社そばの「加茂みたらし 茶屋」は団子の発祥地と呼ばれ、注文すれば山椒を振りかけたしょうゆ味の団子も作ってくれます。これは薫り高い山椒が魔を祓うと言われ一度は味わってみた いものです。
正月三が日の下鴨神社の参拝者数は約20万人に上ります。

●蹴鞠初め:1/4
●アクセス:市バス205「下鴨神社前」
●お問合せ:075-781-0010

厄除け・魔除け

八坂神社(東山区祇園町)
全国八坂祇園社の親神になります。
八坂神社という呼称は明治以後使われたもので、それまでは「祇園牛頭天王社」や「祇園感神院」と呼ばれていまし た。
祇園のお正月の風情は京都ならではのもの。初詣の行き帰りに舞妓さんに出会ったら二倍の幸運が頂けそうです。

♪ スキマ情報 ♪
八坂神社本殿に飾られる大しめ縄は、分社がある京都府京丹波町下山の尾長野地区の住民が、集落総出で作り上げています。軽トラック2台分もの稲わらを使って、大小計9本のしめ縄が作られ、最も大きいしめ縄は長さ約4メートル、胴回り約1メートルにもなります。
同地区では祇園祭の還幸祭などで、みこしに取り付ける稲も育てています。

●かるた始め式:1/3
●アクセス:市バス206「祇園」
●お問合せ:075-561-6155

吉田神社(左 京区吉田)
厄除けまいり発祥の社と言われ、日本国中の神を祀る吉田神社は吉田山のふもとにあります。
室町時代に吉田兼倶が吉田神道を唱え、権威を高めました。境内には重文の「斎場所大元宮」のほか摂社、末社が多数あり、丘上に旧制三高寮歌「紅萌ゆる」の 歌碑があります。

●アクセス:市バス206「京大正門前」
●お問合せ:075-771-3788

石清水八幡宮(八 幡市八幡)
1日0時の開門と同時に祈祷受けが始まり、神矢、神札、お守、絵馬や記念品などがいっせいに授与されます(有料)。遠来の初詣客も多く、伝統の湯立神事を 観ようと賑わいます。
石清水八幡宮では、破魔矢を御神矢と呼んでいます。鎌倉時代の元寇で、同八幡宮から矢が飛んで神風を起こしたという伝記に由来しており、厄除けや開運の御利益があるとされます。


●アクセス:JR奈良線「東福寺」駅で京阪電車に乗り換え、「八幡市」より 男山ケーブル「男山山上」駅
●お問合せ:075-981-3001

上賀茂神社(北区上賀茂)
京都では百人一首に詠まれるほどの最古社の一つで世界文化遺産に登録されています。
5日まで国宝の本殿が開放され、本殿前まで入って参拝できます。5日には、鎌倉時代から伝わる新年の儀、新年竟宴祭(きょうえんさい・6時半〜17時半) が行われ、神前に饗物を奉じ舞楽を奉納します。
祭神・別雷神(わけいかづちのみこと)は、雷のような強い力で、降りかかる災難を払ってくれるとい われています。


●新年竟宴祭:1/5
●アクセス:市バス4・46「上賀茂神社前」
●お問合せ:075-781-0011

晴明神社(上 京区堀川通)
当神社は、安倍晴明にあ やかりたいと運気上昇を願う若者が多いのに驚きます。
「晴明桔梗」と呼ばれる星印は陰陽道で宇宙を表し、ステッカーやお守りには魔除けの効果があるといいます。
近年のブームで予想以上の人で混み合います。

●新年祭:1/1 6時〜
●アクセス:市バス9「一条戻り橋」
●お問合せ:075-441-6460

縁結び

野宮神社(右 京区嵯峨)
「源氏物語」に登場する「野宮」で余りにも有名ですが、境内の黒木の鳥居・小柴垣は、平安時代の風情そのものです。
人里はなれた嵯峨野の真ん中に初詣するのは、ひと目をしのぶようで味わい深いものがあります。

●アクセス:京都バス71・72「野の宮」
●お問合せ:075-871-1972


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地主神社(東 山区清水)
清水寺の鎮守。近年、本殿前の「恋占いの石」がアメリカの原子物理学者の研究により、縄文時代の遺物であることが証明されました。
また地主神社の鎮座する辺りは、古来「名勝蓬来山」と呼ばれ、不老長寿の霊山として信仰を集めてきました。京都盆地が湖であった古代から、この蓬来山は陸 地であり、信仰の場となっていたのです。

※社殿修復工事のため2022年8月19日より閉門中(工期約3年)のため神事のみ(非公開)。1/1〜/3:縁結び初大国祭
●アクセス:市バス206「清水道」
●お問合せ:075-541-2097


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子授け・安産

梅宮大社(右 京区梅津)
嵯峨天皇の皇后に子供がないことを悲しみ、2つの丸い石(またげ石)に祈願したところ、仁明天皇が生まれたと伝えられ、子宝・安産の神社としても信仰を集 めています。また、松尾大社と同様お酒の神様でもあるため奉納された酒樽があちこちで見られます。

●アクセス:市バス28「梅宮神社前」
●お問合せ:075-861-2730

 清水寺(東山区清水)
本堂と相対する南谷の丘上に江戸初期に再建された重要文化財の小さな三重塔が子安の塔(こやすのとう)としてあがめられています。千手の子安観音を祀り、 安産・子育ての信仰を集めています。



●アクセス:市バス206「清水道」
●お問合せ:075-551-1234
 

御香宮神社(伏見区御香宮)
安産と子育ての神様「神功皇后」をお奉りしています。862年、境内に清泉が湧きその芳しい香りが四方に広がり、様々な奇跡が起こしたことから、「御香 宮」の名がつきました。

●七草粥(300円)の接待:1/7
●アクセス:京阪電車「伏見桃山」駅・近鉄京都線「桃山御陵前」駅
●お問合せ:075-611-0559


商売繁盛

恵比寿神社(東 山区大和大路)
都七福神めぐりの一つ。夜店も大和大路沿いに並び大変な賑わいを見せます。

スタッフレポート1 レポート2

10日ゑびす:1/8〜/12
●アクセス:地下鉄「四条」駅より市バス207「四条京阪前」
●お問合せ:075-525-0005

伏見稲荷大社(伏見区深草)

全国稲荷社の総本宮だけあって、山中の「千本鳥居」は、朱のトンネルそのもの。正月三が日の伏見稲荷大社の参拝者は毎年、西日本で最も多い300万人近くが訪れます。

お正月に参拝者に授与されるのは、破魔矢に当たる守矢(まもりや)五穀豊穣を祈る稲穂や神楽女がその年の干支を描いた絵馬、短冊などの縁起物組み合わせた「福かさね」など。
ご神木の杉を使った「験(しるし)の杉」は富と幸運の縁起物として人気の的です。

♪ スキマ情報 ♪
伏見稲荷大社のしめ縄18本は、京都府南丹市美山町の地元農家で構成する「鶴ケ岡しめ縄グループ」が、2カ月がかりで作り上げたもの。最も長いしめ縄は約13メートル、太さは直径13センチもあります。
2011年には鎮座1300年を迎えました。

大山祭:1/5、奉射祭:1/12
●アクセス:JR奈良線「伏見」駅・京阪電車「伏見稲荷」駅
●お問合せ:075-641-7331


諸芸上達

車折神社(右 京区嵯峨)
後嵯峨天皇が社前を通りかかった際に御「車」のかなえが「折」れ、その神意をおそれてこの名がついたそうです。昔から、映画だけでなく茶華道、古典芸能な どに携わる人が参拝していますが、今では中村勘九郎、北大路欣也ら現役スターの朱色の玉垣がずらりと並んでいます。

●アクセス:京都バス71・72・73「車折神社前」、京福電車「車折神社」駅
●お問合せ:075-861-0039

白峯神社(上京区今出川通)
境内の「鞠の精大明神」は蹴まりの神様です。「蹴鞠」は現在に至ってはサッカーに転じ少年サッカーチームにも人気のある「球技向上」の神様です。

●アクセス:市バス9「堀川今出川」
●お問合せ:075-441-3810

学業成就

北野天満宮(上京区馬喰町)
大晦日から元旦にかけて境内をライトアップします。ライトアップするのは本殿のほか、背後の木々、一の鳥居、中門(三光門、国宝)などで、蛍光灯ではなく 灯明に似た暖かい色の光を捧げています。
新年には、全国の受験生やその家族が、合格のお守りやお礼・絵馬等を受けるため社頭の列に並びます。又、正月の縁起物として天神矢・干支の一刀彫・干支絵 馬等が多数準備されています。

●歳旦祭(さいたんさい):1/1
神前書初め:1/2〜/4
●アクセス:市バス50「北野天満宮前」
●お問合せ:075-461-0005

東寺(南区九条一)
「修正会(しゅうしょうえ)の法要」が3日に行われます。古来より伝わる「おふなごう」という宝印を参拝の人々の額にその一年の平安を願って捺印していた だくものです。創建の弘法大師にあやかる有り難い初詣となります。

●修正会(しゅうしょうえ)の法要:1/3
●アクセス:近鉄京都線「東寺」駅
●お問合せ:075-691-3325

長岡天満宮(長岡京市天神)
長岡天満宮が鎮座する長岡の地は、菅原道真が在原業平らと共にしばしば詩歌管弦を楽んでいたといいます。
長岡天満宮の三が日の参拝者は約10万人が見込まれ、合格のお守りや合格鉛筆などが袋に入ったユニークな「合格祈願セット」は、受験生本人様が参拝できない場合、この絵馬に名前等を記入して付属の封筒で送り返すと、長岡天満宮ご祈祷の後に絵馬掛けに奉納してもらえます。

●歳旦祭(さいたんさい):1/1 奉納書初 :1/1〜/3 とんど(左義長):1/15
●アクセス:JR「長岡京」駅、阪急「長岡天神」駅
●お問合せ:075--951-1025

交通安全

狸谷山不動院(左京区一乗寺)
目の前に続く250段の石段を上がると立派な舞台造りの本堂があります。都の鬼門に当たる守護神と呼ばれていますが、交通安全の祈願などでも知られていま す。また宮本武蔵が修行したという滝が奧にあります。
護摩を焚き、一年間の安全を祈願、ご祈祷者にはお札の無料授与があります。

●アクセス:市バス5「一乗寺下リ松町」
●お問合せ:075-722-0025

護王神社(上京区烏丸通下長者町下ル)
「足腰の守護神」や「イノシシ神社」として知られる護王神社では、2~6日の9~17時に本物のイノシシが登場します! 
大分県九重町の宝八幡宮から贈られた白イノシシ「花梨(かりん)」で、曲芸も披露してくれるとか!?
新年当別参拝祈祷の方には、お下がりの他に神亥盃と開運ミニ絵馬が進呈されます。

●アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町」駅
●お問合せ:075-441-5458

<大晦日~元旦の交通について>
※詳細は各公式サイトをご確認ください。

●臨時の市バス:12/31〜 1/1 23時頃〜元旦5時頃
対象エリア(前年度情報)京都駅〜五条坂、京都駅〜北野天満宮前、
平安神宮〜北野天満宮〜四条大宮

京都市営地下鉄京阪電車(京阪線)、阪急電車は大晦日に終夜運転

叡山ケーブル・ロープウェイは冬季ダイヤ。正月特別運転あり。

パーク&ライド登録駐車場一覧



主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
 


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