街を行き交う人々も足早で、年末の慌ただしさを感じられます。
心地よい気持ちでお正月を迎えられるよう、大晦日までに準備しておきたいこと。
それはなんといってもお料理の準備。今でこそ大晦日でもお店が開いていますが、
昔はどこも年越しに備えて早くからお休みだったものです。
おせち料理は、そんなお店が休みの間の保存食的な意味も持っていました。
我が家では昔なじみのお店で早くから食材を買いそろえ大晦日に備えます。
そして大晦日には祖母の家へ行き、一緒におせち料理を作るのが習わしになっています。
それではどんな食材を買いそろえるのか、ご紹介しましょう。
*** お買い物メモ *** | ||
【お雑煮用】 ・柳箸 ・箸紙 ・おこぶ(だし用・鏡餅用) ・丸餅 ・白みそ ・花かつお |
【おせち用】 ・えびいも ・細いごぼう ・数の子 ・乾黒豆 ・ごまめ ・鷹の爪 ・白ごま ・こんにゃく ・かまぼこ ・れんこん ・金時にんじん |
【年越しそば用】 ・うどんの玉 ・黄色いそば(中華麺) ・黒そば ・鶏ガラ ・かしわ(鶏モモ) ・ねぎ ・くず野菜 |
【大福茶用】 ・干し梅 ・お茶 ・結びこぶ |
【その他】 ・お屠蘇(おとそ) ・鏡餅用だいだい ・根引きの松 |
★e京都ねっと 「京の話」や 「京のおばんざいレシピ」 「一言コラム(「福玉」)」 もご参考に! |
食材はどこで買っても一緒!?そんなことはありません。 我が家のこだわりのお店を特別にご紹介してしまいましょう。 |
★白みそはココ! |
我が家のお雑煮は、御所の近くにある「本田味噌本店」で、 12月20日頃に入る特別な白味噌を、親戚からいつも送って頂いています。 |
[本田味噌本店] 京都市上京区室町通一条558 |
★かつお節はここ! |
八坂神社の斜め向かいの「柿善」( 古い食材屋のもの。 母の料理教室の先生に教えて頂いた店で、 「上から2番目の価格のものを買って来て。」と言われて買いに行きます。 |
[柿善]
京都市東山区古門前通東大路西入古西町324 |
★天神さんの大福梅 |
お茶屋さんで、お茶と一緒に売っていることもあります。うちでは紀州の 梅干しを使いますが、せっかくなら12月13日に梅の名所、北野天満宮まで 足を伸ばして、授与される干し梅を頂きに上がるのもいいでしょう。 これで来年も無病息災! |
[北野天満宮] 京都市上京区馬喰町 |
★柳箸、箸紙はここ! |
柳箸は「市原」と決めています。四条堺町の角にあるお店です。 箸紙は「嵩山堂はし本」 |
[市原] 京都市下京区堺町通四条下る小石町118-1 |
[嵩山堂はし本] 京都市中京区六角通麩屋町東入八百屋町110 |
★おこぶはここ! |
[ふじや] 京都市上京区桝形通寺町東入三栄町63 |
★白ごまはここ! |
「祇園むら田」(東山区祇園)で買います。 |
[祇園むら田] 京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る上弁天町427 |
★お屠蘇はここ! |
近所の薬局でお屠蘇のもとを買います。 |
★鶏がら、かしわ(鶏モモ)はここ! |
出町商店街に隣接した「とり栄」 (075-231-0849)でよく買いますね。 |
★うどんの玉、黄いそば(中華麺)、黒そばはここ! |
祖母の家の近所(宇治市小倉)にある「ひさ食」から木箱に入れて持ってきてもらいます。 |
野菜類はだいたい自然食品の店で買います。 錦市場、通称「錦」は四条通より一筋上(北)に入った東西の通り、 |
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魚や乾物の臭いがしてきて、やや薄暗いお醤油色の世界を歩き出します。 魚屋、八百屋、薬屋、お菓子屋にちょっとした喫茶店まで、 生活に必要なものなら何でも揃います。 |
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☆「錦市場特集」 ☆「京の話・『おばんざい』編」錦ビギナーのためのお買い物ガイド 終い弘法、終い天神さんでも正月用品を売る露店が出るので、 そっちに行ってみるのも楽しいでしょうね。 ☆e京都特集「天神さん、弘法さんええかげんな鑑定団」 ☆e京都特集「京の市」 |