京都市内には、1500件以上ものお寺があります。
長年都として栄えていたため、全国各地にある各宗派のお寺を統括する
ひときわ大きな寺院もたくさん築かれました。
総本山、大本山と呼ばれるそれらは、境内にもたくさんのお寺(塔頭)を抱え、
それぞれに人々の信仰を集め、寺宝や名勝庭園等の仏教美術は、
訪れる観光客の鑑賞の対象にもなっているために、
一つの本山へのお参りに半日がかり、ということも。
そこで、京都にある各本山の巡り方をひとつひとつ、ご提案していきましょう。
予備知識があれば、お庭にある何気ない木の一本でさえも興味深いものとなるはず。