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源氏物語 第五十帖「東屋」あずまや



源氏物語特集 源氏物語とは何ぞや? 源氏物語を読んでみよう 京都・源氏物語を歩く




浮舟の母中将君は昔八の宮の侍女であったために身分の違いから常陸介という受領の後添えになったのでした。薫は浮舟を自分のもとに迎えたいと申し出ます が、母は身分の違いから消極的でした。しかし常陸介の財力を目的とした浮船の縁談が破れると、不憫に思った母は二条院に同じ浮舟と同じ八の宮の娘である中 君を頼ります。そこで偶然出会った匂宮に言い寄られたことを知った母は浮舟を三条の小家に移します。浮舟の消息を聞いた薫は浮舟を引き取って宇治に移しま すが、浮舟を愛しく思いながらもその中に亡き大君の面影を見ていたのでした。



東屋観音
宇治橋東詰から府道沿いを先に進んだ左側にあります。なぜこの観音像が東屋の古跡になったのかはわかっていませんが、絶えず花と水が供えられていて、地元 の人達から厚く信仰されています。花崗岩に厚肉彫りされていて、表情は穏やか。頭が大きくなで肩の藤原様式ですが、鎌倉後期の作と伝えられていて、宇治市 の重要文化財にも指定されています。


 

一言コラム

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