駅から少し歩き、路の両側からさわさわと覆い被さってくる竹林の小道を行くと、
縁結びのご利益で知られる野宮神社が見えてきました。
クヌギの丸太でできた黒い鳥居が目を惹きます。
「源氏物語」には、伊勢神宮の斎宮に選ばれた皇女が篭り身を清めた斎宮跡と書かれています。
人力車のお兄さんが奥の祠をカップルに案内していました。
「こちらは特に御予定がない限り拝まないでくださいね。」苦笑する男性、光る女性の眼。
そう、安産のご利益もあるというわけです。秋篠宮ご夫妻も訪れ、子供を授かったそうです。