7/14〜/16の3日間は、18時から四条・新町・室町等の山鉾のある通りが 歩行者天国となり、夜店やお囃子で 賑わいます。 夜の7時。職場の窓から聞こえる屋台の掛け声に誘われ、祇園祭 フェチの私はやっぱり 真っ直ぐ帰宅なんてできません! ちょっとだけ寄り道…。 まだ明るみの残る外に出ると、既にたくさんの人達がそぞろ歩き。 特にどこに向かうというわけでもなく、ただ楽しそうに祭の風情を味わいながら 漂う人々を見るのが好き。 |
☆浴衣チェック!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お洒落を競うように、大きなお花のかんざしを着けて歩く浴衣の女の子達は、もはやコスプレ(笑)。
しかしながら、若い感性によってアレンジされた髪型やアクセサリーは、見ていてとても面白い。
それに対抗してか、洋服デートの女性は大胆に肌を露出している人が多い(笑)。
夏の着物をシンプルに着こなしているご婦人も、さらりとしていてとってもきれい。
蒸せる人ごみの中に、一陣の清風が通り抜けていくような風情があります。
一方、帯が解けて、おはしょりがくちゅくちゅになっている女子高生もかわいい。
見事に袖をまくり上げてノースリーブにしちゃっている子もいますが、確かに暑いでしょうね。
昨年に引き続き、浴衣に帽子を合わせている学生クンの姿もちらほら。
きっとそれぞれ雑誌を見ながら、一生懸命自分で着たのでしょう。
若い男女が、ここぞというお出かけの時に民族衣装を着るなんて、他の国にあるんでしょうか??
☆屋台チェック!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
シシカバブや小龍包、おにぎり(笑)の出店などなど、屋台の内容も 年々バラエティーに富んできました。 「マール・ブランシュ」のパティシエも密かに賞賛する新町の ケーキ屋さん「トゥレ・ドゥー」 の前で、洋風飴細工のデモンストレーションを していました。 白くて繊細なバラができあがっていくのをたくさんの人が観ていました。 |
☆屏風祭チェック!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
紫織庵に 今年の浴衣の新作を観に入りました。
ここのは、やや柄が大きく、はんなりしています。
立派な屋敷の、網代や御簾などの夏のしつらえが涼やかでとっても素敵。
部屋のあちこちに祇園祭にちなんだ屏風(洛中洛外図屏風が目の前に!)や掛け軸が飾られていました。
アンティーク着物と蓄音機が置かれた洋間に、トんだファッションの女性が。 彼女は着物にシルクハット(!)、スパンコールぴかぴかのバッグ、 という出で立ち。 かつてモデルをされていたと聞き、納得。 |
ちょうど中で芸妓さん、舞妓さんのご一行にも 遭遇しました。 この様に、あちこちの呉服屋さん等の奥座敷では 祇園祭の時、その店の主や贔屓のお客等数人で、 芸舞妓さんを呼び、宴席を楽しんでいることがあります。 贅沢 ですね! |
仕出し屋さんから料理を運ばせるので、宵山の人の洪水の中を、時折板前さんがおかもちを
抱えて歩く姿が見られます。
綺麗なかんざしを1本購入して、紫織庵を後にしました。
☆きものセールチェック!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
山鉾の建つ町内では、繊維関係の会社が多く、あちこちで浴衣と和雑貨のセール中。
兵児帯を見てみたい、とお店の方に話すと、社屋の奥の方から幾つか出してくれました。
面白かったのが、ラックにたくさんぶら下がったキッチュな帯締め。
キラキラ光るラインストーン付きで、ギャルってます(笑)。
最近は浴衣でライブイベントというのもよく聞くので、こんなのもアリでしょう。
超レトロなディスプレイが気になるカツラ屋さんのショーウィンドー。 昨年は、たくさんの男の頭がケースの奥でゆらゆら揺れていたのに、 今年は新しく模様替えされていた!! 相変わらず独特のセンスが光っています。 |
そんな感じで、ちょっと寄り道どころか、夜遅くまで鉾町を徘徊していたのでした。