・・・夢と現が交錯する魔界の橋を潜る
まだ、晴明の実像はつかめない。中立売通を西へ。堀川通 に出ると「堀川第一橋」に突き当たる。
橋から下を覗くとその下で遊ぶ子供達が遊んでいる。
見れば橋から掘川に降りるコンクリートの階段が!かつては水が流れていたという堀川に降りてみた。
(雨の日は危険なので降りない方が無難)このまま北へまっすぐ行くとそこは一条戻橋。
死人が生き返る、嫁入りの時に通ると出戻る等不思議な伝説に彩られている。
そして「妻が怖がる」という理由で、晴明が式神を封じたとされる橋なのである。
愛妻家としてのもう一つの顔。彼の多面 的な魅力にふれる思いだ。
橋の下は薄暗く、じめじめしていて細い溝が2本ほど通る。今にも式神が現れそうだ。
階段から地上にはい上がると、いつも通り柳が美しい戻り橋。
橋の下と上、夢と現が交錯する魔界の入り口。勇気がある方は潜ってみるのもいいかもしれない。
戻橋の向かいにあるバス停はその名も「一条戻り橋」。
京都駅から直接晴明神社へ向かう場合は「市バス9系統」に乗り、ここで下車する。