[京都府警察平安騎馬隊]
本列に先立って、京都府警の平安騎馬隊がパトロール。
平成6年に「平安遷都1200年」を記念して創設され、京都府内各地で、
パトロールや交通安全活動などを行っています。
「時代祭」の行列でも先導警備を務めます。
(それまではパトカーで行っていました)下校する京の小学生の素敵な見方!
→スタッフレポート「平安騎馬隊に会いに行く」
2015年の時代祭は、平安時代に京の治安維持に当たった「検非違使(けびいし)」をイメージした西陣織の和装制服を初披露しました。
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<本列>
[乗尻(のりじり)]
葵祭行列を先導する騎馬列で、上賀茂神社の競馬会(くらべうまえ)の騎手です。
競争相手のため、左方(さかた)と右方(うかた)で衣装が違います。
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[素襖(すおう)]
葵祭行列の先払い。名前は藍色の龍の模様の衣・袴から。 |
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[火長(かちょう)]
検非違使庁の下級役人。検非違使は、平安初期の京中の治安を守る役でしたね。
☆葵祭ファッションチェック☆
警察らしく、剣を持ち、狩胡?(矢を入れる器具)を背負っています。
弓は調度掛が持ちます。縹(はなだ・薄い藍色)の闕腋袍(けってきのほう。
両腋を縫合せずに開けて仕立てた着物)で纓(えい。冠の後ろに垂れているうすもの)の
巻いた冠に?(お いかけ。冠の両耳の所に付ける毛で作った飾り物)を付けています。 |
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[検非違使尉(けびいしのじょう)]
太夫尉(だいぶのじょう)で5位の判官(はんがん)。
☆葵祭ファッションチェック☆
巻いた纓(えい)の冠ですが、おいかけは付いていません。
縫腋の袍(ほうてきのほう。袖の下より両腋を縫い塞ぎ、裾に絹を付けてある着物)をつけて います。裾(きょ。束帯の後に長く垂れたもの)は青朽葉色をしており、弓つるを懐中し、馬具にも朱緩の辻総(房の間隔のあるもの)をつけています。 |
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[鉾持(ほこもち)]
放免と称し司庁の下役人。
[衛士(えじ)]
衛門府の兵士で、御幣櫃を守ります。
[内蔵寮史生(くらりょうのししょう) ]
御幣物を司る内蔵寮(金銀宝器を保管し、供進の御服、祭の貢ぎ物などを司った役所)の文官。
流外官(りゅうげのかん・本官の下司、相当の位階のなかった人)7位で縹色(薄い藍色)の袍の束帯姿です。 |
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[走馬(そうめ)]
御馬(おうま)。古くは寮馬六頭の他に中宮、東宮から献上されました。
両神社の神前で走らせる馬で、2頭の馬の頭と尾には葵、桂、紙垂れをつけています。
[馬寮使(めりょうづかい)]
走馬の担当者。 左馬允(さまのじょう・左馬寮の長官より第3番目の役)6位。武官の束帯姿で、黒漆の弓を調度掛に持たせています。
[舞人(まいびと)]
東遊(あずまあそび。神事用の歌舞)を舞う武官です。東国の民間舞踊が平安時代から宮中や神社で行われるようになったもの。
☆葵祭ファッションチェック☆
舞装束で緋色の無地闕腋袍で、巻纓?の冠。袴は箔押摺袴(はくすりのすりばかま)。 |
[走雑色(はしりぞうしき)]・
[雑色]
人夫下僕。わら靴を履いています。
[朧(くとり)]
内蔵寮の御馬の役人。
[居飼(いがい)]
牛馬の世話をする役。
[馬副(うまぞい)]
公卿の乗馬につき添う従者。公卿の乗馬につき添う従者。
[随身]
勅宣により貴族の外出時に護衛として随従した近衛府の官人。
[手振(てふり)]
お供。従者。馬副の一種。
[小舎人童(こどねりわらわ)]
貴人の雑用係をする少年。また、特に近衛の中将・少将が召し使った少年。
[白丁(はくちょう)]
白布の狩衣姿。諸官司・神社等の雑役や、貴族などの従者で傘持ち・沓(くつ)持ち・馬丁などをする。 |
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[陪従(べいじゅう))] 歌楽を奏する武官。名前は勅使に陪従する意味から。楽人装束で、この祭に特有な様式があり、動物の模様が入っています。帯剣で騎馬7名。 |
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[内蔵使(くらつかい)]
内蔵寮の次官で、御祭文を捧持する役です。
<斎王代列>
命婦(みょうぶ)
一般女官の通称で、小袿(こうちき)、単、打袴を装い花傘をさしかけます。 |
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采女(うねめ)
各国の豪族から天皇に献上された美女達で、天皇・皇后のそばで、日常の雑役にあたっていました。 |
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牛車(ぎっしゃ)
斎王の牛車で俗に「女房車」と言います。葵と桂の他、桜と橘の飾りをつけます。 |
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