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新緑を歩くコース(1) 高雄の青もみじで新緑パワーをチャージ (続き)

高雄 硯石亭

神護寺への参道の途中で見かけた「硯石亭」で休憩することに。

紅葉や多数の国宝で有名な神護寺の山門下にあり、
春は新緑、秋は紅葉の景色を満喫できる茶店です。
名物は『もみじ餅』。

  • 住所:京都市右京区梅ケ畑高雄町5
  • 電話:075-872-3636
  • 営業時間: 9~17時
  • 定休日:不定休(11月は無休/1月2月はお休み)

ここでしか食べられないという「もみじ餅」を迷わず注文。

 

一口サイズで食べやすく、自家製というこの餡の素朴な味わいが、疲れた体に嬉しいです。
高雄名物・もみじの天ぷらが付いた湯豆腐セット、ひやしあめ等の軽食や甘味も用意されています。
澄んだ空気を吸い、広~い座敷の上でくつろぎながら向こうに目をやると、贅沢なもみじのパノラマ。
これは絶好の撮影ポイントになりそうです。

高雄観光ホテル

せっかく高雄まで足を運んだのだから、こちらの川床を利用しない手はありません!

昼間の川床 春のお膳 天ぷらとお吸い物

床のすぐ側には清流。せせらぎが聞こえる中でのお食事は、清涼感たっぷり。
心地よい音についついうたた寝でもしてしまいそうになりますが、
ここは気持ちを切り替え、こちらで借りた木の杖を相棒に、いざ、西明寺へ。

槇尾山・西明寺

天長年間(824~834)空海の弟子智泉が開創。平等心王院ともいう。
現在の伽藍は1700年(元禄13)桂昌院の帰依により再建。
本尊釈迦如来像(重文)は高さ51センチの小像で、高山寺明恵上人の造顕と伝えられ、
胎内に1047年(永承2)の墨書銘が印されている。
脇陣に安置されている千手観音像(重文)は平安時代に彫られ、繊細な顔立ちをした立像である。
真言宗。紅葉の名所。


ここの石楠花 (しゃくなげ)はまるで南国の花のよう!街中で見かける濃い色のつつじと違って、
やわらかではんなりとしたピンク色をしています。竹林ともみじの緑とのコントラストもきれい。

西明寺の石楠花 白い石楠花 新緑のもみじと竹林
 
宝くじが当たる鐘? お守り  


♪スキマ情報♪
こちらは宝くじにも御利益のある、という噂を聞きました。
200円の小さなお守りを購入し、鐘をひと撞き。
今度宝くじを買ったら、御利益あるかな??




西明寺の前に架かる指月橋は、紅葉と清流が美しい絶景ポイントだと、
地元の方が教えて下さいました。

栂尾山・高山寺

さて、いよいよ次は、世界遺産・鳥獣戯画の高山寺です!

背の高い木々に囲まれた参道。晩秋の散り紅葉が美しい場所です。
国宝・鳥獣人物戯画で名高い石水院。
明恵上人の住居跡と伝えられていますが、さぞかし静かだったでしょうね。

高山寺参道 石水院 石水院の池と石楠花


♪スキマ情報♪
俳優の中山美穂さんがこちらでお茶のペットボトルのCM撮影をされた事がありますが、
神護寺では水戸黄門、高雄から愛宕神社へと向かう途中の首無し地蔵でも、よく時代劇の撮影が行われているようです。

あれ?こんな人里離れたところに小川治兵衞さんのお庭があるとは驚きです。
昭和6年に作られたというこの遺香庵庭園は、植治としては珍しく茶庭の形式を取っているそうです。
非公開なのが残念。


♪スキマ情報♪
 世界遺産の新緑を愛でる特別拝観

高山寺の茶畑。ここには、栄西禅師が中国から持ち帰った茶種を明恵上人が植えたという
日本最古の茶園の伝承があります。明恵上人のお墓とされるものもあります。
金堂も、紅葉シーズンなら訪れる人もいるでしょうが、今の時期は人一人居ません。

高山寺の茶畑 明恵上人のお墓 高山寺金堂

殆ど山と一体化していると言ってもよいくらいに広い境内。
聞こえるのは、歩きづめで少し上がった自分の息と、土を踏む足音だけです。
画像では十分に伝えられないのが残念ですが、ここには山寺でしか味わえない、
荘厳な空気と霊気に満ちていました。




散策中、降ったりやんだりを繰り返していた小雨でしたが、水を得て再び息を吹き返したように瑞々しく広がる苔と、
匂い立つ土の香りは、自然というものが、私達を含む全ての生き物を包み込んで、
新たなエネルギーを注ぎ込んでくれる神秘的な存在であることを教えてくれているような気がしました。

新緑の高雄。
京都の中心街からバス1本、1時間足らずで、静かな山里の風情と自然が味わえる避暑地です。



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一言コラム

souden 日本茶好きの友人のお誘いで「手鞠鮨と日本茶宗田」へ。 真冬でも数組が開店を待ち、みるみるうちに満席となりました。 ピンポ...[続きを読む]
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