明治~昭和初期に京都画壇で活躍した日本画家・木島櫻谷(このしまおうこく)の写生を重視し、動植物を得意とした作品や愛蔵品、資料を春秋に展示・公開しています。 三条室町の商家に生まれ、今尾景年に師事し、晩年を過ごした衣笠地域は後に多くの画家が移り住むようになって「絵描き村」となりました。 櫻谷自身が設計に関わった邸内は、櫻谷が家族と暮らしていた和館と、作品展示や商談に使われた和洋折衷の洋館、80畳の大アトリエ画室の3棟からなり、全て国の有形文化財に登録されています。
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不老長寿の白髭大神と商売繁盛の八大龍王を祀る祠と大鳥居が立つ神社を形成した事から、二文字を取って名付けられた庭園は、太古より山の神々が住むといわれる鞍馬の手前、二ノ瀬の里、安養寺山麓にあります。 →スタッフレポート
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普段は非公開の大徳寺本坊蔵・牧谿の観音猿鶴図は必見の名作です。狩野探幽筆方丈襖絵など約100点の寺宝を、秋の虫干しを兼ねたこの1日のみの特別拝観として観ることができます(雨天中止)。 利休七哲の一人細川忠興(三斎)が創建した塔頭の高桐院では、国宝の南宋初期山水画の名作である 寺宝「絹本墨画山水図」を観ることができます。
・洛北周辺 |
真珠庵境内には紫式部の産湯として使用したと伝わる井戸が現存しており、17世紀の作品である『源氏物語図屏風』が初公開となります。
一休禅師開祖の名刹で、桃山時代に御所の化粧殿を移築した書院「通僊院」とその庭園、金森宗和好みの二畳台目の茶室「庭玉軒」、史跡名勝 方丈東の村田珠光作と伝わる「七五三の庭」など見どころが豊富です。 →スタッフレポート
・洛北周辺 |
方丈、庫裏、雲谷等顔筆襖絵西面、唐門は全て重要文化財。 中でも庫裡は日本の禅宗寺院では最古のものです。 茶室「昨夢軒」、苔が美しい庭園等も公開されます。
・洛北周辺 |
平成14年の大河ドラマ「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」の まつ(後の芳春院)が建立した大徳寺塔頭。ここの呑湖閣は、金閣寺・銀閣寺・飛雲閣に並ぶ四大楼閣造の一つです。お見逃しなく!
・洛北周辺 |
織田信長の菩提所と加賀前田家ゆかりの塔頭が公開されます。 総見院は利休参禅の師、古渓和尚が開祖で、秀吉が主君織田信長のために創建しました。 興臨院は本堂、表門、唐門が室町時代創建の代表的な禅宗建築で、蓬莱形式の枯山水庭園が美しいお寺です。
・洛北周辺 |
桃山期風の池泉回遊式庭園や狩野派の障壁が見事な岩倉の実相院。『新続古今和歌集』の最古の写本や、歴代門主が書き綴った江戸期の『実相院日記』を所蔵しています。 秋季特別展のテーマは、「床もみじと寺宝展」と「冬の特別公開「上段の間」」です。
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暗闇に照らされた貴船神社周辺には行灯が。土・日・祝日にはイベントも行われます。また、叡山電鉄では貴船口駅、市原〜二ノ瀬間のトンネルをライトアップ。燃えるようなもみじが間近に迫ります。
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美しい竹林や、近江富士型の五葉松がある額縁庭園、そして遠く大原の山並みを眺めながら、赤い毛氈の上で一服のお茶で、心の安らぎを憶えます。紅葉ライトアップ、香が焚かれ、水琴窟と声明が響き、五感全てでもって心ゆくまで堪能できます。
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収蔵庫に安置されている焼損旧本尊地蔵菩薩立像(重要文化財)と、建礼門院御庵室跡が公開されます。 宝物殿では『平家物語』の最終章を飾る「大原御幸」に関する文化財が一堂に展示されます。
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体が秋らしい風景を求めているのなら、行き先は大原に決まりです。 絵巻や曼茶羅、良忍上人の掛け軸などが公開されます。
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イロハモミジやカエデなど約70種の木々と苔のコントラストが美しい庭園内の栖龍池は洛北最古。 その水鏡のような池面に映し出される景色が見事です。 数日間完全予約制で、朝8時よりこのお庭を開放されます。
・洛北周辺 |
八瀬の豊かな自然の中に佇む数寄屋造りの建物や瑠璃の庭・臥龍の庭・山霞路の庭を特別公開します。本坊(岐阜)の屏風や掛け軸もあわせて特別展示されます。
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曼殊院は天台宗の門跡寺院で「小さな桂離宮」ともいわれる洛北屈指の名刹です。
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享保3年(1718年)、木食上人は、三つの峰に囲まれた狸谷霊山に二丈四方の石窟を発見し、木食行実践の為石窟(現在の本堂内陣)に入山、狸谷不動明王を安置しました。それ以来、この狸谷不動明王への祈りの法灯が現在に至るまで絶え間なく続き、平成30年(2018)には、狸谷霊山開創300年を迎えました。
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