中堂寺坊城郵便局を下ると手書き文字のノボリがはためく町家が見えた。
ここが予約していた新選組記念館。
ドキドキしつつ中に入ってみると玄関に沖田総司の色紙と女の子の紙人形があった。
他にも新選組のドラマ・映画のパネルが雑然と並んでいる。ますますドキドキ感がつのってきた。
入館料を払うと館長の青木さん自筆の大津絵、好きな隊士の名前と流派入りの短冊と
絵馬がいただける。手作りの暖かみに溢れたお土産にほっこりする。
1間目はズラリと並んだ新選組や幕末関係の小説・マンガ・雑誌・資料の山山山!!
ほとんどが館長の青木さんのコレクションだが、ファンの方が送ってくれた本もあるという。
中には絶版になっている貴重な本もあり、新選組のミニ図書館の趣だ。
日野から取り寄せたという「新選組」という名の日本酒(¥2500-)も販売している。
女性のファンが買い求めて行くことが多いそうだ。
奥の2間は青木さん自作の新選組パネルが所狭しと展示されている。
中島登の隊士絵姿のパネルもあったそうだが、今は貸し出し中だそうだ。
隊士や新選組の関わった事件、ゆかりの史跡の紹介などなど、
とても詳しいパネルを読んでいると、時の経つのを忘れてしまいそう。
2階は町家ペンションあおきになっている。
館長の青木さんは幕末ばかりでなく歴史全般に詳しい。
新選組や歴史全般、京都の町屋についての講演会もされているそうで、
話がとてもわかりやすくて面白い。帰ろうとしたところに、
壬生寺の掲示板で見たという女の子2人組が見学に来て、またまた歴史の話に花が咲いた。
「これから西本願寺~不動堂村に取材に行く予定です。」と言うと青木さんが、
「私もこれから京都駅に向かう所です。新選組史跡を案内しましょうか?」とありがたい一言。
お言葉に甘えて、私たち3人は「島原~不動堂村・新選組史跡巡りの旅」に
案内していただくことになった。
住所:下京区五条通坊城下ル
TEL:075-344-6376
入館料:500円
見学希望時はTELにて要予約
アクセス:JR嵯峨野線丹波口駅より徒歩3分