日本神話の天照大神の岩戸隠れに名を由来する。天照大神、手力雄尊、曳山屋根に伊弉諾尊と3体のご神体。宵山では、皆川泰蔵作の見送りヴェネチアなどを近くで見ることが出来る。 重 量 8.25トン(巡行時。人、懸想品含む) 5.4トン(山鉾装飾のみの重量) |
【住所】下京区新町通高辻上る岩戸山町 →岩戸山保存会公式ホームページ
【ご利益(お守り等)】開運
【ちまきの値段】700円(拝観券付き)
【鉾に登るには】拝観券 300円を購入
◇装飾・踊り
屋根裏の金地著彩草花(ちゃくさいそうか)図は今尾景年(いまおけいねん)(1845〜1924)の筆、前後軒裏の
金地著彩鶺鴒(せきれい)図は弟子の中島華鳳(なかじまかほう)の筆によるものである。下水引は
波鳳凰文綾地錦(なみほうおうもんあやじにしき)、前掛は玉取獅子文(たまどりじしもん)中国緞 通(だんつう)、
胴掛はペルシャ唐草文緞通である。見送は、日月龍百人唐子遊文図(にちげつりゅうひゃくにんからこゆうもんず)で、
これは昭和61年 (1986)に復元新調されたものである。別に旧見送として、皆川泰蔵作のヴェネチア図を保存している。
◇由来・歴史
天(あま)の岩戸を開いて天照大神(あまてらすおおみかみ)が出現する日本神話から取材している。
山とはいえ鉾と同じ車を付けた曳山(ひきやま)である。 江戸時代中期に曳山に改造されたもので、その名残りとして鉾柱(ほこばしら)の
かわりに屋上に松を立てている。三体の御神躰(人形)を飾るが、天照大神は 白衣姿で胸に鏡を掛け、脇に安置されている
手力雄尊(たぢからおのみこと)(戸隠大明神(とがくしだいみょうじん))は白衣に冠をかむり、屋根の上には太刀を帯(は)き
天瓊矛(あめのむぼこ)を突き出した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を安置している。
◇町内イチオシグッズ
拝観券・・・300円、岩戸煎餅 他